こんにちは!
- 1年後の試験に合格したい
- お金を貯めたい
- 禁煙したい
などの将来の目標がありますよね。
そんななかで、たとえやる気があったことでも、途中であきらめてしまった経験がある方は多いと思います。
そんな方にお勧めの本が、
- 『やり抜く人の9つの習慣』
です。
この本では社会心理学の専門家が、モチベーションを維持しつつ目標を達成するのに必要な思考・行動パターンなどの習慣を9つ紹介しています。
才能というよりも、その思考・行動パターンを取り入れることで、モチベーションを保ちつつ、最終ゴールに到達するためのおすすめの習慣が紹介されています。
- 自分の資産である健康
- 資格試験に合格する
- 将来資産家になる
など、将来の夢がある方にはおすすめの本です。
今の行動や思考パターンを変えることで、目標にずっと近づくコツが紹介されています。
- それにこの本で紹介されている習慣は、個人の経験ではありません。
- いずれも学問的に調査された結果から裏打ちされた思考・行動です。
日頃の習慣に少しでも取り入れてチャンスを増やしましょう!
著者のプロフィール
著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン(Heidi Grant Halvorson)
社会心理学者。
リーダーシップ、モチベーション分野の研究、執筆、講演をされています。
コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長。
肩書の通り、モチベーションを科学的に研究する研究所で働かれています。
翻訳:林田レジリ浩文
- オレなら3秒で売るね!
- 「逆境に負けない人」の条件
- 逆境を活かす人 逆境に負ける人
などの多くの翻訳された著書があります。
本の概要
世の中で成功した人は、決して才能があったからではなく、共通した思考・行動パターンを持っていたからこそ成功したのです。
その思考・行動パターンを9つの習慣に分類して紹介しています。
【その1】「具体的な」目標を立てて紙に書く。
「具体的な」というのは、目標に具体性がないと途中で楽なゴールに変更してしまいがちだからです。
数値を入れたりしてより具体的な目標にします。
また、「今の自分に何ができるか」ではなく、これから「何ができるようになりたいか」を考えることが重要で、そのチャレンジ精神が物事を成し遂げるためのモチベーションになります。
【その2】目標を達成するために必要な行動を、「いつ」「何をするか」について、手帳やカレンダーなどの予定に組み込みます。
できるだけ簡単な方法で達成する方法を見つけることができればベストです。
この「いつ」「何をする」が大事で、これを設定することでずっと目標を達成しやすくなります。
【その3】「将来」の目標と「現在」の自分の間がどれだけ離れているか把握します。
将来のことではなく、反対に、これまで目標のためにこれまでどんなことを成し遂げてきたかといった、過去の成果を中心にみてしまうと、早い段階で達成感を感じてしまい、気が緩みます。
あくまでも将来の目標と現在の自分がどれだけ離れているかを考えることでモチベーションが維持されます。
このような目標と現在の自分の距離を把握する(現在の自分を考えるというフィードバック)機会を定期的に持ち、予定をカレンダーに書き込みます。
【その4】目標を達成できるとポジティブに考える。
ただし、その目標を達成するのは容易ではないとあくまでも慎重な姿勢で日々の努力を怠らず。
簡単に達成できると考えると、油断しやすく失敗の原因になります。
不安を感じて、目標達成に邪魔になるものを探すと成功しやすくなります。
【その5】失敗してもいいから挑戦する!
背伸びして目標に挑戦するときには、困難な出来事に遭遇しますが、それは「学び」です。
たとえ失敗しても、「一つ学んだ!」と考えると、モチベーションが維持されます。
また、完璧を目指すことで感じる緊張感よりも、チャレンジした方が楽しみ・喜びがあります。
「失敗してもいい」と考えると、逆に失敗する確率は低くなります。
大事なのは、他の人と比べない。比べるのは過去の自分。過去の自分よりも今の自分が成長していれば、OK。
もし過去の自分と比べて成長していなければ、成功している人にアドバイスを受けてください。
【その6】目標を達成することは努力で達成できると信じる!
才能は関係ありません。
【その7】意志の力を鍛える
日々、小さな目標に取り組んで、定期的に刺激を自分に与えることで、意志力が強くなります。筋トレと一緒です。
例えば、毎朝ベッドを整える、猫背になっていると思ったら背筋を伸ばすといった小さな目標です。
また、意志力は使うと消耗します。
その時には、少し休んで、意志力が強い人を思い浮かべたり、好きな音楽やテレビ番組に接すると、テンションが上がり、意志力が回復します。
【その8】意志力の使い過ぎは消耗の原因と考えて行動する
意志力の鍛錬には限界があります。
例えば、禁煙しようと思ったときに、自分の意志に頼るのではなく、たばこを遠ざけるなどの工夫をおこない、意志力を温存できるところでは温存します。
また、禁煙するとすれば、一度にやめてしまうのがコツ。これは、だらだらと誘惑が長続きすると、意志力もだらだらと消耗してしまうからです。
【その9】「やめる」べきことよりも「やる」べきことを考える
やめるべきことを考えると、反対にそのことばかりを考えてしまうので逆効果。
やめることに焦点をあわせるのではなく、代替プランとしてやるべきことを目標としてプランを立てる。
勉強になったポイント
- 目標をはっきりと紙に具体的に書いて、それを達成するために必要なことを逆算して決める。
- そのあとは、手帳の予定表の時間に、目標を達成するための行動を書き込む。
そうすることで、将来目標を達成する確率が2~3倍(!)に増えるそうです。
この本で紹介されている9つの習慣は、いずれもやればできること。
- この習慣を取り入れれば、目標を達成しやすくなり、やる気もアップ、モチベーションが維持されます。
- なんとなく将来の目標があって、なんとなくそれに向かって今日過ごしていくというのとは格段の違いがありそうです。
ぜひ、この習慣を少しずつでも取り入れて目標を立て、日々のスケジュールに行動計画を入れて、チャレンジ精神で取り組みたいと思います。
ずっと面白い、楽しい、充実感がある人生になるでしょう。
この著者の他の作品
さいごに
誰でも実行できる、将来の目標を達成するためのコツが紹介されていました。
学問的に有効とされている習慣ですし、この本で紹介されていることを取り入れていけば、ますます面白い、楽しい、充実感がある人生になると思います。
1日もあれば、すぐに読み終わります。
短時間でこのコツを知ることができますので、とてもお得です。
本体価格は1,200円と本のページ数(119ページ)に比べると高く感じるかもしれませんが、読むのに必要な時間が短いのに凝縮されたエッセンスを得られると思うと、逆にコスパはいいのではないかと思っています。
この記事がみなさんに少しでもお役に立てるとうれしいです。