外国に行くと、観光地やホテルでは片言の英語で十分に話が通じます。
- 買い物したり、ホテルの手続きをしたり、パターン化されているから
- 相手が片言の英語に慣れているから
というのもありますが、ホテルで水漏れなどのトラブルがおこったときの経験から、
- 顔の表情や声のトーン、それから単語での会話のキャッチボールをするから
だと思っています。
- はじめはぼんやりとしか伝わらなかったことでも、英単語のキャッチボールによって、だんだんはっきりしてくるからです。
- ラジオの周波数を合わせるように、そしてだんだん霧が晴れてくるみたいに。
そこでは文法なんてめちゃくちゃでも全然構いませんしプラスアルファのメリットでしかありません。
以前の職場に、外国人から英語で間違い電話がよくかかってきていました。
でもそんな時にその外国人は、ペラペラとまくし立てるように英語で一方的に話しかけてきます。
決して中学や高校の英語の授業で学んだようなきれいな英語では、話しかけてくれません。
わたしの職場にこんな英語で電話かけてくる人はいないので、そのうち「アイム・アフレイ、ユー・ハブ・ダ・ロング・ナンバー」というと、相手がプチっと電話を切って終わるというのに慣れていきました。
このように電話で英会話するときが典型例ですが、相手がこちらの姿とともに、こちらの表情が見えていないと、英会話の難易度が格段に上がります。
もし相手にこちらの姿や表情が見えていると、
- 「英語を話すのが苦手みたい」とわかるのはもちろん、
- 「自分が言っていることが相手に通じているのか」ということもわかってもらえます。
つまり英会話での意思疎通は、
話したり聞くために「口」や「耳」を使う以外にも、相手の姿を直接「目」を使って見る要素が大きいんでしょうね。
外国人とテレビドラマの感想なんかについて雑談することは「超」難しいかもしれません。
でも、大事なことを意思疎通するときには、話す・聞くという口や耳を使う以外にも、「目」を使うことは、簡単な「英会話の必殺技」じゃないかと思っています。
わからなければ顔をしかめたり、怒ったり、嬉しそうにしたりすると、相手にとっても話が通じているのか、こちら側の気持ちがどうなのかがわかってもらえますから。
英語を流ちょうに話したいという希望もありますが、英会話の「目的」はなんといっても、「意思疎通」を間違いなくすること。
目に頼りすぎると英会話が上達しないかもしれませんが、いざというときに必殺技として「目」を使うというのは、立派な意思疎通の「クスリ」になると思っています。
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