雑記

音は聞こても会話が聞き取れないときに読む本『APDがラクになる本』【書評その10】

2021年3月23日

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こんちは!

 

  • 音自体は聞こえるため健康診断の聴力検査で異常ない
  • でも、周囲に人がいるところでは会話の内容が聞き取りにくい

 

やしゅ
そんな方は意外と多いです。

 

昔からのことなので、それが普通のことと思っている方もいると思います。

ただ、同じような状況でも周囲の人は、会話の内容を聞き取れるのに、自分は聞きとれない。

 

やしゅ
そんな方の一部は、聴覚情報処理障害が原因かもしれません。

 

まだよくわかっていませんが、人口の1%はこの障害を持っているのではといわれています。

 

 この記事の内容
  • 自分自身が聴覚情報処理障害を持っているのではないか
  • 周囲に聴覚情報処理障害を持っている方がいそう

という方に、

  • 聞こえているのに聞き取れないAPD【聴覚情報処理障害】がラクになる本

をご紹介します。

 

 

まだよく知られていない、診断や治療法がはっきりしていない

聴覚情報処理障害(APD)についてわかりやすく書かれています。

 

  • よくわかっていないといっても、周囲の理解を得たり、生活を工夫することで、十分な社会生活ができます。
  • また、この障害に当てはまらなくても、似ている症状がある場合には、工夫することで生活がもっと楽になります。

 

やしゅ
それに、人間はみなさん性格が違うように、一種の性質の1つとも考えられます。

 

この本は聴覚情報処理障害がどんなものかを短時間でわかるように簡単に書かれています。

  • 周囲にそんな方がいれば寛容な対応をすることができるでしょうし、
  • 自分自身が困っていれば、楽に生きるコツをしることができます。

 

また生活の工夫の仕方も紹介されていますので、気になっている方がいれば、一読をお勧めします。

 

 

著者のプロフィール

 

著者:平野浩二(ひらのこうじ)

 

耳鼻科専門医

ミルディス小児科耳鼻科院長

 

聴覚障害者の診療を手話で行っていたところ、聴覚情報処理障害に出会ったそうです。

その後に、聴覚情報処理障害はあまり知られていないために、サイトを立ち上げ啓発活動とともに診療をされています。

 

この障害を持っている方は多いといわれていますが、診療に携わる医療機関はごく一部です。

 

やしゅ
その医療機関の専門医が書かれた本です!

 

また、聴覚情報処理障害https://apd-community.jimdofree.com/)というサイトを開設され、ゲストブック・掲示板も設置されています。

困っている方がたくさんいることがわかります。

 

本の概要

 

聴覚情報処理障害(略してAPD)では、耳で音自体は聞こえているものの、会話の内容を聞き取る能力が低下しています。

そのAPDの概要、診断、治療、生活の工夫を紹介している本です。

 

APDの概要

 

原因はよくわかっていませんが、脳での情報の処理機能が低下しているために起こると考えられています。

 

本人の症状

 

聴力自体は正常のために、耳鼻科で聴力検査をしても異常ありません。

一方で社会生活では、人混みの中での会話が聞き取りにくいために、何度も聞き返したり、聞こえないことでミスが生じたりします。

100人に1人以上が困っているといわれており、多くの人が困っているのではないかと言われています。

 

診断と治療

 

耳鼻科に行っても病名自体があまりよく知られておらず、またはっきりとした診断や治療が確立されていません。

 

ただ、簡易な診断の参考になるチェックリストとして、フィッシャーの聴覚情報処理チェックリストがこの本では紹介されています。

 

やしゅ
気になる方は一度試してみる価値は十分です。

 

いずれにしても、本人とともに周囲がその状況を理解し、環境整備などの工夫を行えば、今よりもずっと楽に社会生活をすることができます

 

やしゅ
この本を読むことで、この障害の理解をして、本人とともに周囲もより過ごしやすい社会にすることができます。

 

APDで大切だと感じたところ

 

社会でのこの障害の認知度が低い

 

該当する診療科の耳鼻科でも認知度がまだまだ低いといわれています。

 

やしゅ
世間でもほとんど知られていないです。

 

対照的に、以前から人混みの中で会話が聞き取りにくいことで困っている方は意外と多いことがわかっています。

 

生活を工夫すればうまく生活することができる場合も多いです。

ということは、この本を読んで、APDを知ることで、そんな症状・障害があることを知り、また理解することで、より快適に一緒に仕事や生活をしていける人が増えるということにつながります。

 

大事なのはAPDかどうかよりも、会話を聞き取りにくいことに対する対策

 

気になる方は、APDかどうかという点が気になることが多いと思いますが、まだ診断がはっきりしておらず、またはっきりとした治療法も確立していません。

すると根本的な治療ということは将来解決されるまで待つ必要があります。

そういう意味では、今の時点で大切なことは、どのようにして、会話を聞きにくいという現状を改善するかということの方がずっと大切だと思います。

 

生活の工夫と周囲の理解

 

はっきりとした治療がないにしても、環境の改善をすることで、会話を聞きやすくなったり、伝達内用の誤解を減らすことができます。

雑音を減らすと会話を聞き取りやすくなるため、

  • 雑音を減らしたり、
  • ノイズキャンセリング機能がある耳栓を利用したり、
  • メモでやり取りしたり、
  • ICレコーダーを利用したり

することで、うまく対応することができるようになるかもしれません。

 

また、周囲の人の理解が重要で、会話を人混みでは多少聞き取りにくいために、仕事内容を配慮したり、聞き取りにくいことを周囲が理解して寛容に対応することで、うまく生活できます。

 

人間はみな一人一人、個性や長所・短所があります。

その個性の一つと考えていいと思っています。

 

やしゅ
お互いに寛容な対応をして助け合う、理解し合う精神が大切なのではないでしょうか。

 

特に職場での上司の理解は管理職だったら特にマネジメントの際に必要な知識だと思います。

 

APDについての本やグッズ

 

 

さいごに

 

聴覚情報処理障害は、音は聞こえるものの、人混みの中では会話内容が聞き取れないものです。

少なからず困っている人がいます。

 

困っている方、困っていてもみんなそんなものだと思って過ごしてきた方、周りに心当たりの人がいる方。

 

今の時点ではっきりとした診断や治療法が確立されていません。

それなら、根本治療は難しいにしても、うまく対処してより楽しく、ラクに社会生活を過ごす工夫が、この本では紹介されています。

 

2~3時間もあればあっという間に読み終わります。

 

やしゅ
心当たりのある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

この記事が、みなさんに少しでもお役に立てるとうれしいです。

 

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