毎日したいこと・しないといけないことがたくさんあります。
- 将来の目標に向かって、日々のタスクを積み上げる
- 必要な仕事をこなす
大切な時間を有効に使いたいですよね。
少し前に、
本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』という本で、読んだ本を最大点有効利用する方法を知りました。
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【おすすめ本】本は読んでも読まされない!『レバレッジ・リーディング』【書評#25】
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本から
- 徹底的にエッセンスを抜き出して
- 徹底的に活用する
という、従来の本の読み方を根本から変えることができる本です。
- 実際にこの読み方をすると、本を読んで自分の糧になっていくのがわかります。
- 普通の読み方よりも、とってもコスパの良い読み方で沢山の本を楽に読むことができます。
その本田直之さんが、今度は時間の管理方法について教えてくれる本
- レバレッジ時間術
をご紹介します。
たくさんのビジネスの経験をしてきた本田さんが、時間のマネジメント方法を教えてくれる本です!
著者のプロフィール
著者:本田 直之(ほんだなおゆき)
実業家
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長。
- 明治大学商学部産業経営学科卒
- サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)
- シティバンクなどの外資系企業を経験。
- 現在はニチベイのベンチャー企業への投資育成事業に携わり、社外取締役や顧問を兼務。
1年のうち5ヶ月をハワイ、2ヶ月をヨーロッパ中心にオセアニア・アジア等の国々を旅するライフスタイルを送っているそうです。
他に
- グルメ著名人
- 日本ソムリエ協会認定ソムリエ
でもあります。
活動範囲が広く、自分の人生を大事にしつつも充実した毎日を過ごされています。
本の概要
“「レバレッジ」という言葉は、本来は「てこの原理」を意味しています。「てこ」を使えば少ない力で大きなモノを動かすことができます。これを時間に当てはめれば、少ない時間で大きな効果を上げることが「時間にレバレッジをかける」ということになります。”(本から引用)
少ない時間で大きな効果を上げるための方法を教えてくれる本です。
- 基本の考えは、Doing More With Less
- 実践する方法は、スケジューリング
Doing More With Less
本田さんが常に心掛けている事、それが
「Doing More With Less」。
時間を大事にしたいときには、仕事のスピードを上げて短時間で仕事を終わらせて時間を作るという方法をしてしまいがち。
そんな方法では、こまごました時間の節約になるのみです。
それよりも、時間を増やすような「仕組み作り」が大切です。
- いったん仕組みを作ることで、以後にその仕事をするときには、短時間でより簡単に終わらせることができます。
- それに以後の仕事でもその効果が持続します。
堀江貴文さんも、著書「ゼロ」で同じように
- 「成功へのショートカットを求め、どうしたらラクをしながら成功できるかを考えて」
と言っています。
スケジューリング(手帳術)
やりたいことがあれば、その時間をあらかじめスケジュールに優先して組み込みます。
- 余った時間にしようというのは、本末転倒です。
スケジューリングの3本柱
- 俯瞰 逆算スケジュール
- 時間割
- タスクリスト
俯瞰 逆算スケジュール
- インプットの時間をまず天引きして組み込みます。
この方法は、本多静六博士の四分の一天引き貯金法に似ています。
- 給料をもらったら四分の一を先に貯金して残りで生活するという方法です。
- 本多静六博士は、東京大学の教授でありながら、独自の方法で蓄財し巨万の富を築いた有名な人物です。その著書の「わたしの財産告白」で、この方法を紹介しています。
- 実際に本多静六博士が実践してきた方法です。
まず大事なものを先にスケジュールに組み込む。その時間を確保する。
この時には、月単位でスケジュールを把握できる方が計画を立てやすいため、本田さんはマンスリーのカレンダーを使うそうです。
時間割
- 1日の時間割を作ります。
パターン化することで、体や頭のリズムができて、かつ実行することが簡単になります。
- 一つひとつ次に何をするか考えていると、それだけで決断するという負荷がかかってくるからです。
タスクリスト
- 毎朝にタスクリストを作ります。
1日にすることを紙に書きだします。
- この方法も、次に何をするかということを毎回思い出していくと、その時間・労力を浪費してしまいます。
- それにしないといけないことを忘れてしまうというリスクも伴います。
- タスクリストはコピー用紙に手書きで走り書きで大丈夫。(本文から引用)
タスクリスト
To Doリストと呼ばずにタスクリストと呼ぶのは、to do リストとすると、やらされている感があるからです。
そうではなくて、自発的に自ら選んで行うもので、成果を上げるために、最優先すべきことです。
備忘録リスト
タスクリストに入らないにしても、忘れないようにしなければならないことは「備忘リスト」と著者は読んでいます。
- ○○さんにに電話をする
- ○○を買い物する
といったリストです。
わたしも同じように
- タスクリストは、Active to do list
- 備忘リストは、Passive to do list
として使っていました。
勉強になったポイント
タスクリストの活用
エッセンシャル思考で最優先すべきことの時間を確保する。
- 取り掛かりやすいもの、取り敢えず大事でなくても急ぐ必要があるものを優先してしがちになります。
- そうではなく、長期的な目標を達成するために必要なことを優先して実行すること。
スケジューリング
iPadで手書きしてスケジュール管理です。
- 年々手帳が溜まることもありません。
- 写真を撮って貼り付けたり、Web上の画像やグラフも簡単に貼り付けることができる
- Apple Pencilを使って、iPadに手書きで予定の書込ができます。
- 手書きの文字であっても検索もできるスケジュール管理ができます。
と、とても便利に使っています。
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ただ、今の職場ではあちこちに移動して、それぞれの場所で仕事をします。
- デスクワーク以外にも、手を使って作業する必要があるため、iPadを常に携帯するのが難しい環境です。
- それに1日に何度もiPadをONにしてアプリを操作するというのは煩雑になってしまいます。
著者の本田さんは海外生活が多く移動することも多いため、iPhoneでの完全なデジタルスケジュール管理かと思っていたら、本を読むと意外にもアナログ管理を活用されていました。
これから、本田さんの方法をマネして、
- ポケットにメモしたタスクリスト・備忘録リストの紙を折り曲げて忍ばせておいて、それに手書きで書き込みをする
- 1日の終わりに、iPadでその用紙を写真を撮って、iPadのGoodNotesのスケジュール帳に張り付ける
- そしてその用紙は捨てる
という方法で、自分のスケジューリングに取り入れようと思っています。
管理は1か所に統一していた方がスマートです。
この著者の他の作品
さいごに
本田直之さんの『レバレッジ時間術』をご紹介しました。
目標を掲げて、それを達成するための日々の時間の活用のために、誰でもできる簡単な方法が紹介されています。
活躍している方の時間の有効利用の方法を知ることで、これからの自分の時間の活用方法を調整することができます。
- さらにその効果はその後に長い間続きます。
この記事がみなさんに少しでもお役に立てるとうれしいです。