書評

やりがいのある仕事って何ですか?『「やりがいのある仕事」という幻想』―【書評#27】

2021年6月19日

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社会人として働くなら「やりがいがある仕事をしたいですよね。

 

 

学校を卒業して就職するときには、どんな職についたらいいか考えます。

  • よく言われる一つの答えが「やりがいのある仕事」です。
  • そして今の仕事に満足していないときにも、もっとやりがいのある仕事をしたいと思う場合も多いでしょう。

 

 

ところで、

やりがいがある仕事」って何でしょうか

 

 

 

やしゅ
意外にも、「やりがいのある仕事」とは具体的に何なのか聞かれると困りますよね。

 

 

 この記事の内容

自分にとってやりがいのある仕事が何なのか?が気になる方

  • 森博嗣さんの著書『「やりがいのある仕事」という幻想

をご紹介します。

 

 

この本を読むことで、自分にとって

  • やりがいとは?
  • 仕事とは?

を考えるヒントになります。

 

これらを考えることを介して、

  • 自分軸
  • 自分の価値観

確立する事が、自分の人生で大事な土台となり、大切である

 

ことが分かります。

 

森博嗣さんは多くの本を書かれていますが、多くの本で一休さんの「とんち問答」のようなテーマの中に、本質的な生きるための考えを自分で考えるきっかけになります。

 

 

著者のプロフィール

 

著者森 博嗣(もり ひろし)

 

小説家、工学博士。

名古屋大学工学部建築学科卒。

元名古屋大学助教授。

 

大学で働きながら、庭園鉄道(庭に小型の鉄道を走らせる)のお金を作るために小説を書き始めました。

あくまでも仕事や小説は鉄道を作るためという目的だったそうです。

 

受賞歴(Wikipediaより)

  • 1989年 日本建築学会奨励賞
  • 1990年 日本コンクリート工学協会賞
  • 1988年 セメント協会論文賞
  • 1990年 日本材料学会論文賞
  • 1989年 日本建築学会東海賞

と仕事上もたくさんの賞をもらいつつ、350冊以上!の小説をはじめとした著書があります。

 

就職するときには夢をもって仕事を探します。

  • 大学で研究とともに教育に携わり、多くの就職していく学生に関わってきた経験に基づいての本だと思います。
  • 森さんの本は、本質を突いた考えを教えてくれるものが多いです。

 

やしゅ
長い大学での経験を生かした、鋭い視点からの考えを知ることができる本です。

 

この他に

 

テレビドラマでも、「すべてがFになる」というフジテレビの武井咲さん、綾野剛さんが主演するドラマの原作も書いています。

 

 

本の概要

 

就職するときに「やりがいのある職に就きたい

就職しても「もっと他のやりがいのある仕事をしたい

と考える人は多いでしょう。

 

しかし「自分にあった仕事に就かないと人生が台無しになる」という考えは幻想です。

 

「やりがいのある仕事」は

 

学生時代は親や学校が答えを準備しており、その解答を探し出すという教育を受けて育つ場合がほとんどです。

  • 実はそのうちの一つとして、「やりがいのある仕事に就く」というなんとなくの設問が準備されているだけです。
  • つまり学生時代に何も疑わずに、「やりがいのある仕事がどこかにあるはず」と信じてしまっただけなのです。

 

「やりがいがある仕事」というのは創り出された理想であり、実際にはやりがいを仕事に求めることには無理がある

 

やしゅ
そのことに気づく必要があります。

 

社会人になると、学生時代に準備されていた「答え」は準備されていません(ましてや問題さえ提示されないことがほとんど)。

 

「やりがいのある仕事」というものが、どこかに準備されていて、探せば見つかるものだと思っていたら大間違いであり、社会人になっては通じないし誰も準備してくれないのです。

ましてや人から与えられたり、人が決めてくれるものでもない。

 

やしゅ
だから社会人になるときに戸惑うのでしょう。

 

「やりがい」とは自分で作り、育てるもの

  • 親や学校が準備するものではなく、完全に自分本位で、自分の判断であり自分の価値基準で求めるもの。
  • そこに他者が入り込む余地はありません。

 

そもそも仕事とは

 

仕事は人生ではないし、働くために私たちは生きているわけではありません。

悲しいかな(残念ながら)、あくまでも仕事は働いてお金を儲ける行為です。

  • もちろん、仕事の中に楽しみを見つけることはできるが、全面的に楽しいというわけではありません。
  • なぜなら、どんなに仕事が楽しいと言っても、休日には仕事を休むでしょうから。

 

やりがいとは

 

打ち込めるもの。

価値は自分でどれだけ納得できるかであり、自分で評価するものです。

 

他者が評価するような価値とは全く独立したもの。

  • 自分の人生であり、自分の幸せなのだから、自分でいいと思うものを信じる。
  • 人から褒められたりするものに価値を置かずに、自分にとって何に価値があるのかを考える。

 

他者基準ではなく、完全に自分基準での目標を持ち、どうなることが自分にとっての成功なのかを完全なる自分本位で考える必要があります。

 

本当のやりがいのある仕事はどこにある?

 

好きなことでお金をかせぐことができればいいのですが、そうでない場合がほとんどです。

 

やしゅ
仮に幸運にも今そんな風に思っていても、将来ずっとそれが当てはまるとは限りません。

 

  • 仕事はお金をもらうためのものであり、希望する仕事に就けないと悩むよりも、とりあえずできる仕事をすればよい。
  • バイトでもよい。

 

どんな仕事でも貴賤はありません

 

いくらやりがいのある仕事と思っていても、給料が要らなくてもその仕事をするかというと、そんな人はいないでしょう。

 

つまり、

仕事にやりがいを求める必要はそもそもありません

  • 他の人がつくった「やりがいのある仕事」という言葉に踊らされているだけなのだからです。

 

勉強になったポイント

 

問題を解くという学生時代の教育の弊害

 

学生時代には、課題が与えられ、すでに準備されている解答を探し求めるという教育を受けてきました。

  • その一つとして、「やりがいのある仕事」に就く、という課題が準備されているものの、その解答は準備されていない。
  • そこで若者が迷うことになる。

 

このことは、学生時代には他の人の価値基準で物事を判断してきた結果です。

 

やしゅ
自分の判断基準で決めることをしてこなかったからです。

 

インターネットで得られる情報も過去の情報であり参考にしてもいいと思いますが、

自分の問題を解決するためには、自分で考え、模索し、編み出さなければならなりません。

そして問題を見つけることさえも・・・。

 

自分の価値基準を確立する

 

少なくとも社会人になったら、自分の価値基準は自分で確立する必要があるでしょう。

本来は社会人になる前から、そうである必要があるのでしょう。

 

そして、理念・信念といった自分自身の価値基準・判断基準を持っている人はとても強い

  • 時代が変化しても、周囲がなんと言おうとも、自分の考えに基づいて自分の目標に近づこうとすることができるからです。
  • もちろん周囲の人の意見を聞きながらもということになるでしょうが。

 

同じような考えは海外を含む多くの書籍で述べられている

 

多くのビジネス書で、

はてな

  • 自分憲法あるいはmission statement(ミッションステートメント)という、自分の信条、信念、行動規範

作る(書く!

ことをよくすすめられています。

 

有名な書籍「7つの習慣」の最初の部分でも、mission statementを書くのが、自分の目標に到達する基本として重要であると紹介されています。

 

このmission statementは一人ひとり違うもので同じものも二つとありません。

 

やしゅ
自分自身で作る必要があります。

 

また、mission statementではないにしても、仏教やキリスト教などを信心している人では、このような信条、信念、行動規範が宗教を介して自分のものにしているから、強い信念があるのかもしれません。

 

やしゅ
いずれにしても、じぶんの考えというものは誰でも持っているはず。

 

多くの書物を読むことでその考えはだんだん自分仕様に調整され研ぎ澄まされていくものと思っています。

 

そして、ぼんやりとした自分の頭の中の考えをはっきりとmission statementとして具体的な言葉に置き換えていくことで、自分の信念、自分軸が確立されていくと思っています。

 

この著者の他の作品

 

 

さいごに

 

森博嗣さんの著書『「やりがいのある仕事」という幻想』をご紹介しました。

 

そもそもやりがいのある仕事という言葉を聞きますが、そんな理想的な言葉の答えは準備されていません。

 

でも「やりがいのある仕事」が何かということを、この本を介して考えることで

 

それよりも

自分軸を確立し、自分の信念に基づいて行動することが、人生の中でいかに大切か

ということを知るきっかけになります。

 

この記事がみなさんに少しでもお役に立てるとうれしいです。

 

 

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