こんにちは!
社会生活では、オリジナリティが求められます。
でも、オリジナリティを身に着ける、見つけることはそんなに簡単ではありません。
といっても、私自身の経験から考えると、
すると、まずはマネることから始めるのが近道です。
社会生活や個人でオリジナリティを発揮したいと思っている方に、
- マネはオリジナリティへの最大の近道
であることをご紹介します。
オリジナリティを身に着けたい、見つけようと思ったら、まずは、その興味・関心がある分野のマネから始めることをおすすめします。
わたしの経験から
- 世界で最先端のこと、まだ他のことがしていないこと、つまりオリジナリティが研究には求められます。
- オリジナリティこそ最大のアドバンテージです。
既に誰かが調べたことと同じことをしても、「過去の研究と同じ結果でした」・・・となります。
- すると、オリジナリティは乏しく、研究成果をみなさんに発表する意義がとても低くなってしまいます。
- この研究結果を出すのに何年かかってもです。
その結果、オリジナリティがなければ研究生活が水の泡になってしまいます。
つまり、最初に過去にどんな研究がされているか、またその結果から何がわかっていないかということを知ることが第一歩なのです。
そのうえで、わかっていないことを調べてはっきりさせることでオリジナリティがあると認められます。
巨人の肩に立つ
「巨人の肩に立つ」
この言葉は、Google Scholarの最初のページに表示される文章です。
ポイント
Google Scholar
Google Scholarは、Googleの検索サービスの1つで、研究者が過去に発表された研究成果(論文など)を調べるときに利用するサイトです。
PubMedが最も有名ですが、日本語も含めた研究結果を検索するときには、Google Scholarも利用します。
ポイント
巨人の肩の上に立つ(Standing on the shoulders of Giants)
アイザック・ニュートンが書いた手紙で、
- If I have seen further it is by standing on the shoulders of Giants.
- 日本語で、「わたしがかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです」
と、ニュートンが好んで使っていたといわれている言葉です。
これは、
- 先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見する
ということを意味します。
つまり、
- 先人たちの発見をもとに、次の発見が生まれる。
言い換えると、
- 先人たちの知恵を踏まえた上で、次の発見が生まれる。
昔から、過去のことを学んで(マネして)初めてオリジナリティが得られると考えられていたのではないかと思っています。。
つまり、過去のノウハウの蓄積によって今の科学が成り立っているということ。
今の社会生活でもマネは基本
同じことは、研究領域だけでなく、会社でも当てはまります。
- 独自性のある会社にしたいと思っても、一から独自性というわけではありません。
- つまりは、独自性を発揮するためには、最初にマネをしないでいると、結局は過去にすでにわかっているノウハウを身に着けただけになりやすい。
そのため、最初はマネするのが、実力を発揮する近道なのです。
日本の茶道や武道には「守破離」という言葉もあります。
- 最初は指導者から教わったことを徹底的に「守」る。
- それをもとに、よりよいものに改良し既存のものを「破」る
- そして、既存の型にとらわれることなく、型を破る=型を「離」れる
という段階を踏んで、新しい境地に達することができるのです。
- 型がある人間が型を破ると、型破り
となりますが、
- 型がない人間が型を破ると、型無し
といわれています。
個人のオリジナリティの育み
個人でも同じことが言えます。
個人にオリジナリティが要求されていても、一からオリジナリティというのはないに等しい。
たとえば、
- 食事をとる
- 着替える
- トイレに行く
- 会話する
- PCを使う
- ふろに入る
- 寝る
と1日の生活がありますが、生まれてこれらのことをマネしながら成長します。
つまり、最初はマネることが最大の成長の手段です。
大事なことは、
- 最初はマネをしながらも、
- 大義を忘れずに、さらなるプラスアルファや、掛け合わせて新しい部分を追加していくこと。
最初のうちのマネをすることが成長の秘訣。
そして、マネをしながら、のめり込んだ分野であとから個人のオリジナリティが出てくるのです。
「車輪の再発明」にならない
車輪の再発明という言葉があります。
メモ
"広く受け入れられ確立されている技術や解決法を(知らずに、または意図的に無視して)再び一から作ること」(Wikipedia)
つまり、すでにわかっていることをマネすればいいだけなのに、それを一からもう一度やり直すと、時間と労力の浪費です。
すでにわかっていることを素早く知り、マネをすることは、創造への近道。
一生をかけて、電卓を自分で開発しようとしても、それは既製品で事足ります。
つまり、巨人の肩に立つということは、マネをして、これまで分かっていることを知り、大事なのはそれにオリジナリティを加えること。
そして、今のオリジナリティが将来のためになる。
将来、今のオリジナリティが真似されるのは当然のために、常に時代とともに変わり続けるということが大切なのではないかと思います。
さいごに
要点
マネは最大の成長。
興味があること、関心があることにまずのめり込み、最初はマネから。
そのうちのめり込むうちにオリジナリティを。
マネは悪い意味でとらえられることが多いですが、決してそうではありません。
昔からの一つの真理なのかもしれません。