書評

統率力を身につけたいときの本『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』【書評#14】

2021年4月11日

onlyone

スポンサーリンク

 

こんにちは!

 

年を重ねると、

  • 学校、クラブ活動
  • 職場
  • 自治会
  • 家庭

などのグループ内で、リーダーの役割をする機会が増えます。

 

やしゅ
そんな時にどうしたらいいでしょうか

 

経験とともに先輩をまねて、だんだん身に着けていくことが多いと思いますが、

  • 先任者がいない
  • 先輩がいない

ことも多いです。

 

それに有名なリーダーの考えや活躍の仕方を学ぶと、さらにスムーズにグループをまとめて運営していくことができると思います。

 

そんなリーダーの考えや組織のまとめ方を知りたい方にお勧めな本が、

  • 橋下徹さんの『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた

です。

 

 この記事の内容
  • 実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた

をご紹介します。

 

 

この本を読むことで、

  • リーダーの役割
  • 価値観がさまざまなメンバーにリーダーの方針を伝える
  • 組織の統率方法

を知ることができます。

 

  • 今リーダーとして活躍しているが、もう少し改善したい
  • 今からリーダーになるかもしれない

方にはとてもおすすめの本です。

 

 

著者の紹介

 

著者:橋下徹(はしもととおる)

 

1969年東京都生まれ。

大阪府立北野高校、早稲田大学政治経済学部卒業

  • 1998年橋本綜合法律事務所を開設
  • 2003年 行列の出来る法律相談所にレギュラー出現
  • 2008年 大阪府知事(38歳)・・・1万人の行政組織のトップ
  • 2011年 大阪市長(42歳)・・・3万8千人の巨大組織のトップ
  • 2015年 大阪市長を退任

 

まさに若くして、日本で事務所経営とともに自治体のリーダーとしてたくさんの先輩がいる中に改革をすすめてこられた橋下さんが書かれた本『実行力』です。

 

やしゅ
どんな考えで、そして方法でリーダーとしての役割を果たしてきたかが気になりますね。

 

本の概要

 

 

自治体の長の選挙に出る、自治体のリーダーとして運営し改革することに取り組む中で、マスコミや対立するグループから批評され、反対されることもあったと思います。

 

やしゅ
大きな自治体のリーダーとしての経験をもとにかかれているこの本の要点をご紹介します。

 

第三者の立場からあれこれ言う(評論)のは簡単

 

単なる評論家で終わるのではなく、さらに実際に実行できるかどうかが重要ですし、今の時代には求められます。

 

リーダーとしての考え方・軸をもつ

 

リーダーとして物事を実行するとき、メンバーを動かすために必要なこと

 

まず持論を持つことです。

 

  • 持論に沿って物事を進める。判断する。軸を持つ
  • 持論を持つためには、日ごろから、何かの出来事を知ったとき・トラブルが生じたときに、自分だったらどうするかということを常に考える必要があります。
  • 新聞の記事を読むと、表面的なことは書いてあるが、背景や原因・問題点が書いていないことが多いからです。
  • そのため、持論を持つためには、これらの不明瞭な点をはっきりさせるために調べるという姿勢が必要なのです。
  • ただ単に感想というレベルではなく、実際にそれをどう解決したらいいのか考えるのです。
  • 考える過程で、必要なら文献にあたり根拠を明確にしておくことも必要です。

 

組織をまとめる力(人間関係の構築)

 

いろんな個性・価値観を持つメンバーを組織として一致団結して動かすときに大事なことは、リーダーの判断基準や軸がメンバーに浸透しているかは重要です。

 

やしゅ
浸透していれば、何かをリーダーがしようとするときに、メンバーはリーダーの動きをあらかじめ察知し、それに向かって動こうという意識が働くからです。

 

リーダーとしての決断(問題解決)力

 

物事を決めるときに、どちらが正しいか大差がない時には、リーダーの責任でどちらかに決めて組織をまとめることが必要

 

やしゅ
決まらないままあるいは、部下に決めさせると、物事が進まない原因となるからです。

 

また、部下にはできないことを決断する・行うことがリーダーの役割。

 

勉強になったポイント

 

自分の軸や考え方をしっかりと持つことが求められます。

単に物事を知っている・知識があるだけなく、自分としての意見を持つことが求められるのです。

 

本で紹介されていることは、小さな組織でも活用できる

 

橋下さんは、大きな自治体のリーダーとして活躍されてこられました。

 

やしゅ
同じことは、小さなグループや職場でリーダーシップを発揮するのにもそのまま応用できそうです。

 

つまり、わたしたちの日常にもあてはまりそうです。

小さいグループでも人それぞれ、考え方が違うものです。

 

グループとして活動するときには、自分の軸をはっきりさせ、自分の意向を周りに伝え、グループ一丸となって行動することは、グループが小さい方がより容易かもしれません。

 

2つの選択肢で大差ない時には、リーダーの責任でリーダーが決める

 

どんな仕事でも共通するかもしれませんが、どちらかを選択するときに、どちらがより良いかがはっきりしていない場合というのはよくあります。

つまり、その時点で最適解を選ぶことは難しい時です。

 

そんなときでもリーダーが自分の責任で選択するという姿勢が重要です。

  • メンバーの考える方向性を早々と決めるのは有効。
  • 往々にして多いのは、リーダーが責任をもって決めずに、部下に決めさせること。
  • そして、その責任は、部下にとらせることを経験します。
  • こんな場合には、部下は判断しなくなります。

 

日頃から、自分の考え、判断基準をメンバーに知らしめる

 

やしゅ
実際に職場では、自分の考えと方針を簡潔に知らせるようにしています

 

たくさんのメンバーがいるため、バラバラの方針やそれぞれの意見があれば、共通した方針に進むことが難しくなってしまうからです。

それぞれの立場での意見はあるでしょうが、リーダーとしての軸を持ち、示すことは大切だと普段実感しています。

 

すると、

  • 今後何かが起きたときにも、私だったらどうするかを、メンバーが考えて行動するようになります。
  • 逆に、私が何かを見逃したりしているときであっても、それを指摘してくれるときもあります。
  • また、私が判断しやすいように情報を上げてくれることもあります。

 

逆に自分の考えがメンバーに伝わっていないときには、

  • メンバーは納得せずに物事に取り組むこととなることを経験します。
  • 不安や疑問を持ちつつ取り組むために、そこに不信感が生じやすいのです。

 

やしゅ
この本に書いてあるように、日々、自分の考え(持論)を持てたら、とても軸がある人間になれそうですね。

 

この著者の他の作品

 

おすすめ
【チャンスを掴む】チャレンジ精神で唯一無二のキャラに!『異端のすすめ』【書評#13】

続きを見る

 

さいごに

 

  • 日々の出来事に対して評論家としての立場ではなく、実行する者の立場として、持論を持つ。
  • リーダーの考えをグループのメンバーに浸透させる。
  • リーダーとしての責任をもって取り組む。

ということはリーダーとして、必要だけれども、実際のリーダーは行っていないことが多いのかもしれません。

 

インターネットや新聞、ニュースから情報を得ることは簡単にできる時代です。

これらの情報から自分の考え(持論)を持つことを、普段の生活で取り入れて周囲の人と意見を交換することは、人間らしく、そして人間にしかできないことだと思います。

 

やしゅ
まずは持論を持てるようになれるといいですね。

 

この記事が、みなさんに少しでもお役に立てるとうれしいです。

 

 

▼人気ブログランキング▼

人気ブログランキングに登録しています!

大変申し訳ありませんが

今日も、応援「ポチ」 お願いします!

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師

読者登録もしていただけると嬉しいです!

YashuLog - にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村


医師ランキング

スポンサーリンク

-書評
-

© 2024 YashuLog