テレビなどでは、当初はアナフィラキシーが出るかどうかについてとても報道されました。
- そんなテレビのニュースを見ると不安になるものです。
- そして今のところあまり打ちたくないと思っていても、不思議なことに周囲の人たちが打ち出すと自分も打ちたい気分になるみたいです。
高齢者が優先してワクチンを接種しています。
- 予約の受付が始まると、高齢者が苦手としているインターネットでの予約の方がスムーズで、高齢者が頼りにしている電話予約では予約がなかなか取れない状態でした。
- 普通は注射を喜んでしたい人はいないような気もしますが、会場では注射を待ち望んで早く打ってもらいたいという気持ちで待っている方が多いです。
予防接種をするかしないか、迷われることも多いと思います。
普段かかりつけの病院では接種できる人数が限られているため、集団接種会場でワクチンを打つ方が多いと思います。
- 集団接種会場でワクチンをできるだけスムーズに打ってもらう方法
をご紹介します。
- 自分自身の待ち時間が不必要に増えないようにするため
- 会場のスタッフの負担を減らすため
にも、大事なことです。
- わたしは2回予防接種を受けました。
- 家族も1回受けました。
- いくつかのワクチン集団接種会場を見てきました。
当日にスムーズに打つことができるようにあらかじめの準備をしっかりしていくことがおすすめです。
いずれにしても接種するために必要なことはしないといけません。
予約するとき
電話予約は一番効率が悪いです。
- つながらないと、不安が増します。
- これは多くの高齢の方に聞きましたが、予約ができるとホッとして安心します。
ネットが一番早いです。
- どこのどの時間帯があいているかが分かりやすいため、ネットでの予約がおすすめです(利用できるなら)。
- 接種当日は、時間がかかるかもしれないため、予定をあれこれ入れずに余裕をもてる日にしておきます。
- 予約する日の翌日(1回目とその2回目の翌日)にはあまり仕事を入れないか、休めるようにしておくことをおすすめします。
予約をとったら、接種を受けるまでに早めに問診票を埋めておきます
- できるだけ空欄を残さないのが、当日順調にできるだけ短時間で接種を受けるためにはおすすめです。
「現在何らかの病気にかかって治療(投薬など)を受けていますか。」
病気で通院している場合には、病名をきちんと書いておくことをお勧めします。
- 病名が分からない場合には、担当医にあらかじめ確認しておきます。
- 会場でスタッフに聞いてから書こうと思って空欄にしておくと、その分時間がかかります。
- 「血をサラサラにする薬」・・・抗凝固薬で、ワーファリン、エリキュース、リクシアナ、イグザレルト、プラザキサなどが該当します。服用している場合には、必ずここに記入しておきます。
「その病気を診てもらっている医師に今日の予防接種を受けて良いと言われましたか。」
病院に通院したり治療している人は、担当医に予防接種してもいいか確認しておくことをおすすめします。
- 体調が悪い場合や病気が管理されていない場合を除けば、ほとんどの場合には接種してもいいという返事がもらえると思います。
- ここが「いいえ」の場合には、当日に接種会場で確認されるという手順が入ります。
- それぞれの会場の方針で異なりますが、この手順で待ち時間が発生したり、その結果接種するのが少し遅くなる可能性があります。
「最近1か月以内に熱が出たり、病気にかかったりしましたか」
該当する場合には書いておきます。
- 風邪などで「はい」にチェックした場合には、その病名や症状を簡単に書いておいた方がより良いです。基本的に体調が回復していれば不可とされることは少ないです。
- 最近に新型コロナウイルス、麻疹(はしか)にかかった人特にここに書いておいた方がいいでしょう。
「今日、体に具合が悪いところがありますか」
体調が悪い場合には、接種当日に会場でスタッフに相談することはできます。
体調が悪い場合には可能なら接種を延期することをお勧めします。
「けいれん(ひきつけ)を起こしたことがありますか。」
- 小さい時に熱をだしてけいれんを起こしたことがある方
- けいれんの予防の薬を飲んでいる場合
に該当する方が多いと思います。
小さい時に起こっただけの場合や、最近症状が管理されている場合には打つことができます。
該当する場合にはしっかり書いておくことがおすすめです。
「薬や食品などで、重いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがありますか。」
アレルギー体質の方(薬や食事で急性や重症のアレルギーを起こす)は、接種後に体調が悪くならないか観察する時間を30分とります。
このようなアレルギーがある場合には「必ず」書いておくことをお勧めします。
「現在妊娠している可能性(生理が予定より遅れているなど)はありますか。または、授乳中ですか。」
該当する方は、接種してもいいか不安だと思いますので、あらかじめ主治医に確認することをお勧めします。
オススメしない期間を除けば、メリット・デメリットのバランスの問題になるでしょう。
「今日の予防接種について質問がありますか」
本当に質問があるときには必ず「はい」をチェックします。
- その場合には、スタッフに説明を受けることができますが、その分だけ接種を受ける順番が遅くなるかもしれません。
- もし質問があまりなければ、しっかりと「いいえ」をチェックしておくことがおすすめです。
- 質問がないのに当日会場でちょっと聞いてから、「いいえ」にチェックをしようと思って空欄のままで行くと、会場でしっかりと説明を受けることができますがその分時間がかかります。
接種当日
自宅で
- 体温を自宅であらかじめ測定しておく
- 体調が悪い場合には、延期する
- マスクしていく
- 半袖の服装か、半袖にすぐになれる服装で(肩を出して接種するため)
- 体温が高い(37.5度以上)
- 体調が悪い
場合には、日を改めて接種します。
持っていくもの
- 持っている場合には、「お薬手帳」
- 身分証明書(運転免許証や保険証など)・・・本人であることを確認するために必要
- 問診票・クーポン券
あらかじめ問診票はできるだけ空欄がないように書いているか確認
- 本当にわからないところだけ会場で確認して記載するほうが待ち時間が少なくなる可能性が高いです。
- また接種会場の職員の負担軽減になります。
余裕をもっていきます。
- 予約をすればきちんと打つことができるため焦らないことが大切です。
- 会場では多くの人が接種を待つことになり、順番が気になって仕方なくなりますので、時間的に余裕をもって挑むことがとても大切です
会場で
スタッフは多めに配置されています。
会場案内でわからないときには近くのスタッフに確認するのが間違いありません。
帰る前に
- 接種済証をもらって、会場内で15~30分待機してアナフィラキシーなどの急性の副反応が出ないか確認
- 体調が悪い時にはスタッフに声をかける
副反応
筋肉痛
ほとんどの方に1回目、2回目ともに軽い筋肉痛があります。
当日の夜から翌日いっぱいにかけて起こることが多いです。
熱
2回目は体温上昇する人が増えます(3人に1人は37.5度以上の熱がでます)。
だるさ
2回目の接種では3人に2人でみられます。
翌日がピークで、3日目以降は軽くなっていきます。
インフルエンザにかかったときのような感じです。
頭痛
2回目の接種では2人に1人で出ることがあります。
わたしの場合
1回目の接種
筋肉痛のみでした。
- 接種した日の夜から接種した腕に筋肉痛(のみ)がでました。
- 2日目は終日持続し、3日目にはよくなりました。
2回目の接種
当日は筋肉痛のみで、体温も上昇しませんでした。
翌日は熱はでませんでしたが、インフルエンザに罹患した時のような全身の倦怠感が出ました。
- 仕事には支障が出ませんでしたが、相応のだるさがありました。
- 翌々日には改善しました。
翌日には仕事を詰め込まない方がいいですよ。
個人的な印象として
- アレルギー体質の方
- 精神的に予防接種にとても不安がある場合
- COVID-19に罹患したことがある人
では1回目でも副反応が疑われる症状が強く出る可能性が高いのではないかと疑っています。
長期的な副作用はわかっていませんが、これから分かってくるというところが気になるところです。
わたしの場合には短期的には、COVID-19に罹患して呼吸器管理等を受けるリスクを考えると圧倒的にメリットが多いと考えて接種しました。
さいごに
自分自身や家族がワクチン接種を受ける経験を参考にして、ワクチン接種を受けるときの注意点についてご紹介しました。
- 予約がなかなかとれない
- 接種当日は多くの人が会場にくるため順番が気になってしょうがない
と不安なことは多いと思います。
でも最初に比べるとワクチンの供給量がとても増えてきています。
当日・翌日も体調管理に気を付けることができるように、仕事を詰め込まない、いざとなったら休むくらいの体制を整えておく方がずっと大事です。
この記事がみなさんに少しでもお役に立てるとうれしいです。