パイロット社の万年筆「カスタムヘリテイジ92」の魅力についてご紹介します。
書き心地を求めて万年筆を使う方は多いと思います。使い始めると、ちょっと背伸びして、もっと書きやすい万年筆を使いたくなりますよね。
ペン先が14金の書き味を持った、でも本体は透明のスケルトンタイプのおしゃれな万年筆のカスタムヘリテイジ92は、妙に格式ばった昔ながらの万年筆の雰囲気はなく、日常で気軽に、そしてスタイリッシュに使える、美しい万年筆です。
この記事はこんな方にオススメ
- スケルトンタイプの万年筆を探している方
- 金製のペン先で、お手頃な価格のものを探している方
- カリカリしない滑らかな書き味を試したい方
- パイロット カスタムヘリテイジ92(Pilot Custom Heritage 92)万年筆を5年間使って分かった魅力、使い心地
についてご紹介します。
内側のインクの色がアクセントになる透明の軸とともに書き味も満足できる万年筆です。値段も高くなりがちな14金のペン先の万年筆では、おしゃれさを兼ね備えるのに、ほぼ同様の価格帯。
カスタムヘリテイジ92万年筆を5年使って分かった驚きの魅力とリアルな本音

カスタムヘリテイジ92万年筆は、透明な軸の美しさと金製ペン先の滑らかな書き味を同時に叶えてくれる、大満足の1本です。
最大の特長は万年筆初心者からこだわりを持つ方まで使いやすい「金ペン×スケルトン」の組み合わせです。
主な3つの特徴
- 透明な軸でインクの色と残量がひと目で楽しめる
- 14金(14K)の金製ペン先により、紙との摩擦が少なく、「サーサー」と書ける
- 3万円台前半と、金ペンとしては安い価格帯
透明な軸でインクの色と残量がひと目で楽しめる

スケルトンタイプの軸が最大の魅力です。内部にあるインクの美しさをそのまま楽しむことができます。わたしがスケルトンタイプのLAMYのサファリを使っていたときと同様に、自分好みの色のインクを入れてスタイリッシュに持ち歩くことができます。カラフルなインクを入れると、インクの色が透明な軸の内側に見えて、良いアクセントになり、ますますオシャレになります。
また、透明なおかげでインクの残り量がひと目で分かり、使っている最中に突然インクが切れる心配も少なくなります。
14Kの金製ペン先で摩擦が少なく「サーサー」と書ける

ペン先が14Kの金製で作られているため、スチール製のLAMY Safariのような「カリカリ」としたこすれ感がありません。紙の上をペン先が「サーサー」と心地よく滑っていきます。
ペン先自体はほとんどしならない硬めでした。そのためボールペンのような感覚で安定した文字を書くことができます。
3万円台前半という金ペンとしてはお求めやすい価格

物価や金の価値が上がっている中に、万年筆も以前と比べるとずいぶんとお高くなりました。金ペンのカスタムヘリテイジ92万年筆は、3万円台前半(実売価格約32,000円)の価格は金製ペン先の万年筆としては比較的お求めやすくなっています(5年前以上前には、さらにお買い得で1万円台だったような・・・)。
万年筆の価格はピンからキリまでありますが、金ペンを初めて試してみたい方にとって、スケルトンボディでもありますし、非常に優れたコスパの万年筆です。
商品の概要

カスタムヘリテイジ92の概要
- ペン先:14K(細字、中細字、中字、太字の4種類)
- 吸入機構:回転吸引式
- インク容量:1.2ml
- カラー:透明軸(スケルトン)
メリット・デメリット・注意点

メリット
見た目がスケルトンタイプですので、昔ながらの黒と金の二色のかしこまった雰囲気ではなく、クール・スタイリッシュな万年筆です。もちろんスケルトンタイプですので高級!という見た目ではありませんが、スケルトンの質も高く、決して安っぽくは感じませんでした。
デメリット

インクの種類によっては、出方が少し渋く感じられる場面がありました。
- 例えばセーラー万年筆のジェントルインク・ブルーブラックをカスタムヘリテイジ92に入れて使うと、もう少しインクがたくさん出てほしいなと思いました。
- その次に、ペリカンのブリリアントブラウンにインクを入れ替えて使うとすぐに、渋さは解決しました。
このようにインクとの相性を工夫することで、万年筆は、自分だけの心地よい書き心地の組み合わせを見つけることができます。
- 例えば、インクがもっと出た方が良い、反対に、紙がにじんで文字が見えなくなるほどはインクが出てほしくない、といった感じに。
- 自分の好みに合うインクを探したりする楽しみの1つでもあります。
注意点

海外製と日本製の万年筆は同じ細字(F)、中字(M)であっても太さがかなり違います。
例えば海外製のLAMY Safariの細字と日本製のカスタムヘリテイジ92の中字の太さはほぼ同じでした。
小さめのメモ帳に小さな字で書く場合には、日本製なら細字や極細字、海外製では極細字がいいのかもしれません。
それから自分がこれから書く必要がある文字のサイズに応じて、太さが異なる万年筆を使っていった方が良いのかもしれません。習字も大筆、小筆とそろえますし。
- ちなみに今回ご紹介したカスタムヘリテイジ92の中字では、手帳や日記帳に小さな文字で書き込むと文字がつぶれてしまいます。

万年筆を使っていると、
- 疲れない
- 文字がおしゃれに見える
- 書くこと自体が楽しめる
と、文字を書き進めるのが楽しくなります。
購入の動機と使った感想

従来使ってきたLAMY Safariはスチール(鉄)製(ペン先F)でした。
ネットの情報では、スチール製と金製では書き味が違うという評判が多かったため、次に新しい万年筆を買う時には、金製のペン先の万年筆を使ってみたいと思って、ペン先は金製を条件にしました。
加えてスケルトンタイプの見た目と、ペンの内側に吸い込んだインクの色を楽しめるスタイリッシュさにひかれて、5年以上前に購入しました。
金ペンは高いものはめちゃくちゃ高いのが多いのですが、カスタムヘリテイジ92は金ペンの中では、お求めやすい価格だったのも大きいです。
【書き心地】LAMY Safari(F)とカスタムヘリテイジ92(M)の比較

LAMY Safari(F)は
ペン先がスチール製(鉄製)のためか、書くときにペン先が紙にこすれる摩擦で「カリカリ」とした感触を指に感じました。紙の上に針で線を引いていく感じです。またペン先は力を入れると比較的簡単にしなります。
一方でカスタムヘリテイジ92(M)は
ペン先が金製のためか、ペン先と紙がこすれるときに「カリカリ」とした感触は感じません。少し摩擦があるのはわかりますが、「サーサー」と言った感じです。またペン先はほとんどしなりません(ペン先は硬く感じます)。ボールペン感覚で書いている感じです。
【インクの出方】LAMY Safari(F)とカスタムヘリテイジ92(M)の比較

わたしの実感としては、インクの出かたを単純に比較すると、LAMY Safariの方がインクの出が良かったです。スーッとインクが出てきます。カスタムヘリテイジ92の方がややインクの出は絞り気味でしょうか。
ただしカスタムヘリテイジ92にペリカン社のインク「ブリリアントブラウン」を入れて書くと普通にインクの濃淡が出て、インクフローは多すぎることもなく、渋すぎることもありません。インクが出すぎて文字がつぶれたり、紙にインクがにじんだりするのが気になる方には、ちょうどよいインクの出方です。
インクとの相性によって書き心地が変わるのも万年筆の面白いところです。太さはM(中字)を選びましたが、小さな手帳に書くには少し太いため、おもにアイデアを出すときのメモ用紙に使っています。
- スケルトンタイプ
- ペン先が金製
- 金ペンの中では安い方
の万年筆を探している方にはとてもオススメできます。
5年以上たった今でも安定していて、壊れることもなく、アイディア出しの時等によく使っています。
さらにインクが潤沢に、文字の上にインクが盛り上がるくらい、インクがさらに潤沢に出てほしい方は、ペリカン社のスーベレーンm400はオススメです。紙との摩擦も更に少なく「ヌルヌル」と書けます。
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さいごに
- パイロット社のカスタムヘリテイジ92(M)の特徴や魅力
をご紹介しました。
万年筆を使い始めると、文字を書くだけで手が疲れにくくなったり、文字がおしゃれに見えたりと、書くこと自体がどんどん楽しくなります。
インクが透けて見えるスタイリッシュなスケルトンボディ、金製のペン先を比較的お求めやすい価格で使いたい方は、ぜひカスタムヘリテイジ92を手にとって、文字を書くワクワク感を味わってみてくださいね。
