ペリカン社製の万年筆「スーベレーンm400(Souverän m400)」をご紹介します。
万年筆が気になっている方や、今使っている万年筆よりももっと使いやすい万年筆を探している方ほど、どれを選べばいいか迷いますよね。
わたしは日本製の3万円台の万年筆(カスタムヘリテージ92)を購入して、万年筆の良さに目覚めました。
その後、さらに書きやすい万年筆を使いたいと思って「スーベレーンm400 ペン先F」を購入し、5年以上毎日使い続けています。
この記事はこんな方にオススメ
- スーベレーンm400万年筆の書き味を知りたい方
- 価格は少しするけれど、長く使えるお気に入りの1本を探している方
- アイデアや考えを素早くノートに書き殴りたい方
- ペリカン社製万年筆「スーベレーンm400 ペン先F」の特徴と、5年使って感じた実際の使い心地
をご紹介します。
スーベレーンm400は、5年使っても一番すきなヌルヌル書き味の万年筆です

万年筆はインクの違いにより、書き味も簡単に変わってきます。
この記事では、スーベレーンを作っている会社のペリカンが販売している万年筆用のインクのブリリアントブラウンを使った書き味をご紹介します。
スーベレーンm400の最大の特長は、紙の上をスルスル滑るような圧倒的ななめらかさと、豊富なインクの出方にあります。
スーベレーンm400の特長のまとめ
- 書いていて紙に引っ掛かる、カリカリするような摩擦をほとんど感じない、ヌルヌルとした独特の書き味がある
- インクが豊富に出るため、かすれることなく自分の思考スピードで早く書いてもかすれない
- 小さめのサイズ感と軽さにより、手が疲れない
圧倒的なヌルヌル書き味

スーベレーンm400の最大の特長は、独特のなめらかな書き心地です。紙に引っ掛かる、カリカリする、といった摩擦を感じられません。万年筆で文字を書くときに、仮に摩擦が全くなかったら滑りすぎるため逆に書きにくくなるのではないかと思っていますが、m400は本当に適度なそして少しの摩擦です。
インクの出方も非常に豊富で、途中でかすれるストレスが全くありません。
思考をそのまま映し出すスピード感
小さめの手帳等に線を細かく丁寧に書くのには向いていませんが、自分の思いついたアイデアや予定を徒然なるままに書き殴るのに最適です。
頭の中のスピードにペンがしっかりついてきてくれるため、ふとひらめいたことやアイディアをそのまま文字にすばやく書き留める爽快感を味わうことができます。
小さめの手でも疲れにくいサイズ感

手が大きくないわたしにとても、スーベレーンm400自体はやや小さめに感じますが、小ささのために書きにくく感じるということはありません。
長時間使っても手が疲れにくいため、毎日のメモ書きやブログのアイデア出しにぴったりです。
スーベレーンm400の概要

- 製造メーカー:ペリカン(ドイツ)
- ペン先:金製(今回の使用サイズはF・細字)
- カラー:黒軸(Amazonで約44,000円)
- インク:ピストン吸入式(ボトルインクを使用)
ペリカンインク「ブリリアントブラウン」との相性

万年筆と同じ会社のインクがいいだろうという単純な考えで、当初から同じペリカン社製のブリリアントブラウンを使って書いています。
ブリリアントブラウンとともにスーベレーンを使い続けていますが、インクが万年筆内部で固まって書けなくなったということはありません。
ブリリアントブラウン等の、同じペリカン社製が作っているインクとの相性がいいため、スーベレーンm400の書き味の良さが、ますます引き立っているのではないかと思っています(→ ペリカン ブリリアントブラウンのレビューはこちら)。
購入の動機と使ってきた感想

スーベレーンm400の前は、パイロットカスタムヘリテージ92万年筆 ペン先Mを使っていましたが、さらに書き味のいい万年筆があるかもしれない、と欲がでて購入しました。
実際に使ってみると、想像をはるかに超えるなめらかな書き心地にとっても満足しています。
スーベレーンと言えば、緑や青、赤の縞模様の軸が有名で定評があります。
わたしは特にこだわりもなく、ちょっと安く売っていたため、黒色の地味なデザインのm400を選びました。
あくまでも個人的な感想ですが、ペン先が金製のカスタムヘリテージ92よりも書き味がよいように感じています。カスタムヘリテージ92も十分に書き味はいいですよ。
カスタムヘリテージ 92はペン先と紙との摩擦が「サーサー」と若干ありますがそれよりも、スーベレーンm400の場合には、なめらかです。潤沢といっていいかもしれません。
ペン先と紙の間に引っ掛かりを感じる感触はなく、紙の上を「スルスル」「ヌルヌル」と滑っていく感じです。
鉛筆でいうと
- Custom Heritage 92はB
- スーベレーンm400は3B
位の感じです。

5年たった今でも、m400のこの書き味で書けるなら、この万年筆で十分、と思っています。
ちょっぴりは、「もっと高いm800はどんな書き味なんだろう、試してみたい」という気持ちが少しはありますが、m400の「軽」さも気に入ってますから、今のところ高い万年筆を買うに至るような気持ちも引っ込んでいます。
スーベレーンm400は、
- 万年筆の書き味を味わいたい
- 価格が4万円台ですが、頑張れば買える
という方には、とてもおすすめできる万年筆です。
メリット・デメリット・注意点

メリット
インクが豊富に出るため書くときの爽快感を楽しめます。
デメリット
万年筆としては、約4万円台と価格が高めな点ははっきりとしたデメリットです。ただし5年は軽く使えますし、何のトラブルも起きてませんから、これから大切に長く使うことを考えると、価格は初期投資。相応の価値があると思っています。
カスタムヘリテージ92万年筆は3万円台ですが、スーベレーンm400は普通4万円台です。
- 価格の違いが、書き味の違いに見合うかどうかは難しいところです。
でも、余裕があれば書きやすい方(スーベレーンm400)がおすすめです。
なんといっても一度買えば、長いこと使えますから。
少しの違いでも、わたしは長年続けば見合うような相応の価値があると思っています。
細かい文字を書くのには向いていません。書いたらつぶれた字になります。でも自分の考えを思いきり書きなぐる用途として、大き目の紙に大き目の字で書くときには、逆にこれくらいの太い方があっていると言えます。
注意点

ペンは比較的小さめのサイズ。わたしはあまり手が大きくはありません。ゴム手袋ではSだとぱっつんぱっつんで何とか手が入る、Mだと少し余裕がある、程度の手です。手をパーにして親指と小指の先の長さは約22cm。
そのため、わたしよりも手が明らかに大きい方にとっては、ペンが小さすぎると思ってしまう方もいるのではないかと思います。
そんな方はぜひ実店舗でサイズを、そしてどうせなら書き味も確かめて購入しましょう。
わたしはそんなことは全く考えていませんでしたので、Amazonで買いました。
またわたしは黒色を購入して満足していますが、スーベレーンらしい、緑や青、赤色の縞模様の軸のm400の方が有名です。この辺りは自分の好みの色を選んでテンションをあげましょう。
よく耳にすることではありますが、わたしが使っているドイツ製のスーベレーンm400のペン先は、Fといっても日本製のFよりもずっと線は太いです。自分が万年筆を何に使うかを考えてペン先のサイズを選びましょう。

スーベレーンm400(上側)とカスタムヘリテージ92(下側)に、どちらもペリカンのブリリアントブラウンインクを入れて書いたところ。m400はペン先F、カスタムヘリテージはMですが、ほぼ同じ太さです。
- 日本製のCustom Heritage 92の中字(M)
- ドイツ製のスーベレーンm400の細字(F)
がほぼ同じ太さでした。
わたしの使い方のようにメモや殴り書きのようなスピードで、ノートに書きやすい大きさで思いついたことを書いていくのには、FやMでいいと思います。
でも、手帳などに細かい字を万年筆で書きたいときには、外国製の万年筆のペン先は極細(EF)にした方がいいと思います。
日本製の万年筆なら、細字かそれより細いペン先を。
手帳にスーベレーンm400のFで文字を書くと、文字がつぶれてしまいますから。
繰り返しになりますが、
アイディアをつらつらと書き留めるには、スーベレーンm400は理想の万年筆と思っています。
購入してみて、そして使ってきて、とてもいい経験をしたと思っています。
さいごに
5年以上使ってきた、ドイツ製のペリカン社の万年筆「スーベレーンm400」の使い心地
をご紹介しました。
5年以上たった今でも一番お気に入りの素晴らしい書き味の万年筆です。
定評があり評判がいいのもうなずけます。
価格は少し頑張る必要はありますが、それを補って余りある万年筆の良さを体験できます。
書き味を追求して気持ちよく文字を書きたい方は、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね。
