こんにちは!やしゅです。
そうなら、時間の表し方も平等に決まっているように思ってしまいます。
でも、時刻の表記の仕方は統一されていません。
日本と世界では言葉が違うため、日本語と英語で時刻の表し方が違って当然というのはわかります。
でも、日本の中でさえも、統一された呼び方になっていません。
問1. 昼の12時30分は、英語では12:30 p.m.(直訳すると午後12時30分)である。昼の12時30分を日本語でどのように記載するか。次のうちから正しいものを選んで答えよ。
(a) 午後12時30分
(b) 午前12時30分
(c) 午後0時30分
実は、
(c) 午後0時30分
がよく使われているようです。
でも、英語の直訳の午後12時30分はあまり使われていないという・・・。
仕事で書類に時刻を書く必要がある方に
- 時刻を伝えるのは注意が必要で特に昼の12時台は特に注意しましょう
ということをご紹介します。
この記事が皆さんに少しでもお役に立てると嬉しいです。
時刻の表記
昼の12時30分は、
24時間表記で
- 12:30
というのは、世界共通です。
でも、
12時間表記では、
- 英語では12:30 p.m.(直訳すると「午後」12時30分)
- 日本語では法律上は、「午前」12時30分
- 新聞やテレビでは、「午後」0時30分
と表すことが多いようです。
同じ時刻なのに、日本語と英語では「午前」か「午後」かも一致していません。
それに、昼の12時30分は正午(昼の12時)を過ぎていても「午前」とつけることもあるという・・・。
実は、昼の12時台については、午前12時〇〇分、午後0時〇〇分の表記があり1つだけ正しいものを決めるのは未だに難しいようです。
日本の法律では
昼の12時30分は、午前12時30分です。
明治5年11月9日に内閣からの通達(太政官達(だじょうかんたっし)第337号)で時刻の表記の仕方が紹介されています。
夜の0時については、午前0時、午後12時という呼び方が書いてありますが
昼の12時は、午前12時のみ(午後0時は書いていない)です。
つまり、午後0時というのは存在しない(定義されていない)ようです。
そのため、法律をそのまま解釈すると、昼の12時30分は、「午前」12時30分。
混乱しますね。
市民のみなさんが混乱するのを防ぐために、役場の方がこの法律を厳密に使っているわけではないようです。
日本の新聞やテレビでは
昼の12時30分は、午後0時30分と表記することが多いそうです。
まだ24時間制が定着していないため、12時間制で伝えるようにしているようです。
昼の12時ちょうどは「正午」。
正午を過ぎた場合には、例えば昼の12時30分は、午後0時30分と表記することが多いようです。
ちなみに0:00(24時間制)をあらわすときには、午前0時か夜の0時と表記されることが多く、その他に夜中の12時と呼ぶこともあるそうです。
死亡診断書
死亡診断書には亡くなったときの時刻を書く欄があります。
注意として
と書いてあるため、昼の12時30分は、午後0時30分と書くのが一般的ですが、なかには午前12時30分と書いても可とされることもあるようです。
英語では
昼の12時30分は、12:30 p.m.(12:30 pm、12:30 P.M.、12:30 PMでもOK)。
日本語で書くと紛らわしいですね。
注意ポイント
PM 0:30
などと、
- AMやPMを時刻の前に書く
- 0時台を書く
という表記は、英語ではありません。
正しくは、12:30 PM。
* AMやPMは時刻の後ろ
* 0時台はないため、書くなら12時台
です。
英語では
12 a.m. → 1 a.m. → 2 a.m. → ・・・ → 11 a.m. → 12 p.m. → 1 p.m.
となります。
上の英語の書き方で、
- 最初に12 a.m.から1 a.m.と、同じa.m.なのに12時の次が1時
- 11 a.m.から12.p.m.と、11時から12時に数字が増えただけなのに、a.m.がp.m.に変わる
というのは、
日本人からすると変な感じがしますが、英語圏の方にとっては普通の感覚なんでしょうね。
- 12時間表記では、英語では「0」時という概念がない。
- 12時の次は初めに戻って1時になる。
という法則なんでしょうね。
まとめ(原則)
24時間 | 法律 | 新聞・テレビ | 死亡診断書 | 英語(PC含め) |
0:00 | 午前0時(正子) | 午前0時 | 午前0時 | 12:00 a.m. |
0:20 | 午前0時20分 | 午前0時20分 | 午前0時20分 | 12:20 a.m. |
12:00 | 午前12時(正午) | 正午 | 午後0時 | 12:00 p.m. |
12:20 | 午前12時20分 | 午後0時20分 | 午後0時20分 | 12:20 p.m. |
そして、日本語と違って英語では、「0時」という記載はなく、「12時」。
同じ時刻の表記があいまいなことは、時として危険
身近な例で考えると、
例えば、炊飯ジャーが12時間表記だったら、ご飯が昼の12時に炊き上がるようにタイマーでセットするときに、
「午前」なのか「午後」なのかわからないと、昼の12時にご飯を食べれなくて悲しい思いをします。
(実際はほとんど24時間表記されているためそんなことはありませんが)
それに、集団行動する場合、特に軍隊や医療では、時刻の解釈が人によってあいまいなら、それはとても危険なことが起こりえます。
危険を避けるときには、どうしたらいいか
結局は、法律があるにしても、厳密に守る必要はないようです。
そして、一番大事なのは、誤解が少ない呼び方が一番。
TPOに合わせて、その業界で使っている一般的な使い方を使うというのが現実的な方法でしょう。
まだ十分に普及していないのが問題でしょうか。
さいごに
時刻の表記は、昼の12時台は一番誤解を生みやすい時間帯です。
- 正午を過ぎても午前と呼ぶこともあるからです。
- 日本語では0時と書いても、英語で12時のこともあります。
- 特に、時刻を書くときに「PM 0:30」は二重の間違い
不思議なことに時刻の表記はあいまいさが残っています。
大事なのは自分が伝えたい時刻と周囲が伝えたい時刻が一致していること。
この記事がみなさんに、少しでもお役に立てると嬉しいです。
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