自分が他の人と違っているというのは、大事にするべきです!
そんな話を聞いて、
「そんなのわかってる」
「あたりまえ」
と思う方は多いかもしれません。
ただ実際には、
- 「自分が他の人とずれているな」
- 「他の人と違ったことをしている」
と気づくと、自分がまるで間違っているかのような気がして、周囲と同じになるように修正していることは多いです。
例えば、
バレンタインデーやホワイトデー、クリスマスなどのイベント然りで、社会人になったら周囲の同僚や上司を見て、車を買ったり、家を購入したりしがち。
なんといっても他の人と同じということは、自分にとってもそして周囲の人にとっても安心感があります。
- あうんの呼吸という言葉のように、同じ文化や考え方を共有しているから。
もし他の人と違っていたら、自分にとっても周囲にとっても不安の要素になります。
周囲と同じ・違うことはそれぞれメリット・デメリットがあります。
会議などでは、
- 周囲と考えや意見が一致していると、議題がまとまりやすいのは確か。
- でも反対に、多種多様、正反対の意見が出た方が議論が深まりやすいです。
会社で、
- 同じ品質のものをたくさん作りたいときや、より品質を高めていきたいときには、周囲と同じようなことをした方が効率が上がります。
- 反対にばらばらの時には、協調性はないかもしれませんが突拍子もないアイディアがでやすくなります。
ただし、反対の意見や行動をもつときに、
伴う不安がどこからきているのか、原因は何か、そしてどのように影響するのかを考えておくのは、他の人と違ったことをするときに重要な気がしています。
それなりに自分で考えたうえで、「あえて」他の人と違った行動をとることは大事だと思っているからです。
そのためにはあらかじめ考えて自分の意見を持っておく必要があります。
- 自分の意見に賛成してくれる・同意してくれる・納得してくれるように。
- そしてなによりも自分自身が理解・納得しているために。
もちろんなんでも天邪鬼(あまのじゃく)で、他の人と違うことをした方がいいというわけではありません。
たまには他の人と違っていることにチャレンジしてみるというのがいいんじゃないかと思っています。
- それだけで、違った自分に出会えると思いますし、違った世界を見ることになります。
- それは貴重な経験になるし、自分の成長につながります。
それに何といっても、他の人と同じ人生を送るよりも、違ったところがあった方が楽しいですよ。
- 行ったことがないところに出かけたり。
- 食べたことがないものを食べたり。
- 嫌な思いをするかもしれませんが、うれしいことも増えます。
普段は周囲と同じことをしてしまいがち。
そんな中でたまには違ったことをしてみると、何かが起こりやすくなる、そう思って変化を楽しめたらいいな、と思っています。