医学

【臨床研究】SASの操作を身につけるコツ

2020年10月18日

SASで臨床研究

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統計解析ソフトにはいろんなソフトがあり、どれも一長一短です。

SAS、STATA、R(EZR)、JMP、SPSSが代表的なソフトで、どれを使っても臨床研究はできます。

指導医が使っているソフトを使うといいでしょうし、できるだけ無料や安くて使うことができるソフトがいいでしょう。

大切なのは、解析していてわからないことが出てくるので、そのときに周囲に聞くことができる体制が整っているソフトを使えばいいと思います。

 

やしゅ
私自身は、臨床研究を初めたときに、周囲の人や指導医がSASを使って解析する方針でした。

 

臨床研究自体もあまりわかっていませんでしたし、ましてやSASを使った解析するとは思ってもいませんでした。

そんな私が最初に解析を勉強し始めて、1年4ヶ月で自分で解析した論文が雑誌に掲載させることができました。

また、論文を何本か書くことができるようになりました。

SASはとっつきにくく、初心者用の本もあまり販売されていません。

それに、ソフトのボタンをクリックして解析していくわけでなく、プログラムを書いて行きますので、初心者にはなおさらハードルが高い。

ここでは、

 

SASの良さがわからない

SASを使って解析をしたいけど、何から初めたらいいかわからない

SASの使い方、結果のみかたがわからない

 

といった、

 

やしゅ
初心者で始める段階のあなたが、コスパよくスムーズにSASを使った解析を進めていく方法についてご紹介します。

 

 

解析ソフトSASの利点

世界的に信頼されている解析ソフト

 

やしゅ
世界的に見ても、医薬品が販売される際の臨床データはSASを使って行うのが標準です。

それくらい信頼されています。

みなさんが臨床研究をするときにも、その信頼度が大切です。

論文を書くときには、解析内容とともに、記載内容に信頼性が疑われるときには、査読者はそこを指摘しますし、そつなくそして解析もきちんとしてあれば、査読者に良い印象を与えると思っています。

論文がアクセプトされるためには、この印象が意外と大事です。

そのため、論文の内容については、そつなく、信頼されるように記載していくことが必要です。

そこで、「SASで解析した」と書けば、悪い印象をとられることはないのではないかと思います。

一方で、「エクセルを使って解析しました」と書くと、信頼性が疑われると個人的に思っています。

まあ、でも、一般的な臨床研究であれば、一般的な解析ソフトであるSTATA、R、JMP、SPSSのいずれかを使えば問題になることはないでしょう。

別にSASを使って解析する必要は必ずしもありません。

使い慣れたソフト、周囲が使っているソフトを使ったほうがずっといいと思います。

ここではSASを使った解析についてご紹介しますが、

 

やしゅ
臨床研究では、SASなら申し分ないけれども、それ以外の一般的なソフトでも個人的には問題ないと思っています。

 

条件を少し変えて解析するときに便利

 

SASの特徴としては、簡単なプログラムを書いていく必要があるということです。

ソフトのボタンをクリックして解析をすすめるのではないため、慣れるまでに敷居が高いのですが、

一旦なれてしまえば、非常に便利です。

なぜなら、

 

やしゅ
少し条件を変えて解析をし直す必要があるときに、プログラムの条件式を書き換えれば済みます。

 

それに、どんな解析をしたかはプログラムを見ればわかります。

他の臨床研究で2回目、3回目と解析する場合には、以前の解析プログラムをコピペするといいですし、楽ですよ。

 

SASの欠点

プログラムを使う


プログラムを使う
分、ボタンをクリックして勧めていくタイプの解析ソフトと比べるととっつきにくいのは確かです。

そして、最初のうちは、少し記号を間違って入力していたばかりにエラー表示で解析ができないこともあります。

そんなときには、プログラムのバグ探しをしないといけません。

 

やしゅ
プログラムを使って解析すること自体は、慣れれば逆に利点になりますが、SASを使い始めた段階では最大の欠点です。

 

個人購入できない

 

ほぼ企業や団体がSASの会社と契約を結ばなければ使用できません。

大学で用いるときには、比較的安く年間契約できますが、それでも数万円かかります。

 

私が2~3ヶ月でSASをある程度は扱えるようになった方法

SASに詳しい人を確保する

 

指導医でもいいでしょうし、詳しい同僚でもいいと思います。

自分の研究につきっきりで教えてもらえる条件があればいいのですが、一から十まで仲間の時間を拝借することはなかなかできません。

仲間の迷惑になるでしょうから、ある程度は自学が必要です。

それに、学位審査や学会発表するときに、解析手法について知識がないと、困る場面はあると思います。

自分の研究を進める力をつけるためにも、ある程度試行錯誤というか調べて、困ったときに仲間に聞く体制が、自分にとっても仲間にとっても好ましい状態だと思っています。

そして困ったとき、わからないことがあったときに、仲間に聞くとすぐに解決する事が多いです。

 

やしゅ
そのために、SASに詳しい人を確保して、迷惑をかけない程度に、困ったときに聞くという体制がおすすめです。

 

これは、なにか疑問になったことがあったときに、全てを仲間に聞くのではなくて、Googleなどで自分で検索て調べてみますよね。

それと同じです。

それに、将来に周囲の人が知らないことをしてみようと思ったときに、調べる力が身に付きます。

統計解析の基本をつかむ

 

「今日から使える 医療統計」を読む

 

統計解析の基本や、間違えやすいところ、解釈で注意する必要があるところをあらかじめ把握しておきます。

 

こちらもCHECK

SAS解析参考書
【SASを使って解析】初心者におすすめの本TOP5!

続きを見る

 

どんな統計解析方法がSASでできるか簡潔に知る

 

「統計を知らない人のためのSAS入門 Ver.9.3対応版」を読む

 

よく使う解析手法が簡単に書かれています。

通読しても時間はかかりませんので、通読をおすすめします。

自分のデータをどの解析方法を使って解析するか、当てはめる(選ぶ)ことができるようになります。

 

SASを使っている人にその人が使っているSASのプログラムをもらう

 

SASのプログラムをもらって、プログラムにかかれたコードの各々の意味がある程度わかるように調べてみる。

 

それを利用して、自分の解析に合うように書き換えるというのが基本でしょう。

統計解析の手法以外にも、データの取り扱い(ハンドリング)の方法がわかるようになります。

そうでなければ、一から自分でプログラムをつくることになりますので、最初のハードルは極めて高くなります。

自分ひとりだけの力でもできないことは有りませんが、時間がかかりすぎます。

人のプログラムをもらうというのはとても大切です!

それに臨床研究をするときに、データの解析はあくまでも手段であって目的では有りません。

効率よく臨床研究の結果を出したほうがよっぽどいいですよ。

 

統計解析したいデータをどのように解析するか指導医に相談

 

やしゅ
臨床研究を始めたときには、どのように扱ったらいいかわかりにくいですし、奇妙な方向に進む可能性があるため、指導医に相談して、解析の方向性を決めた方がいいです。

 

その方が時間的に節約になります。

指導医が慣れていれば、あれこれ論文化できるまで解析を教えてくれるでしょうし、

そうでない指導医のときには、自分で試行錯誤する必要があります。

大事なのは自分にあった指導医を見つけること。

また、周囲の人でその指導医に教えてもらって結果を出している人(学会発表や学位所得など)がたくさんいれば、その指導医に教えてもらえると一番です。

最近では、学位を取れずに大学院が終わってしまう人も増えているそうですから。

 

実際に解析する

 

実際に解析をすすめる手順は、

 

解析手法についての知識を「EZRでやさしく学ぶ統計学 改訂2版」の各解析手法の項目で確認しておく。

そのうえで、「新版 実用SAS 統計解析ハンドブック」を見ながらプログラムを書く

解析より前の場合分け等で困ったら(必要な時に辞書として)、「統計解析ソフト「SAS」」で調べる。

そして、SASを回します(SASでプログラムを走らせます)。

 

こちらもCHECK

SAS解析参考書
【SASを使って解析】初心者におすすめの本TOP5!

続きを見る

 

解析結果を確認する

 

解析結果は、「新版 実用SAS 統計解析ハンドブック」を見て、どの解析結果が大事かをみるとわかります。

 

の手順で行いました。

 

最近でも私が使う参考書

やしゅ
今でも、「EZRでやさしく学ぶ統計学 改訂2版」、「EZRでやさしく学ぶ統計学 改訂2版」、「新版 実用SAS 統計解析ハンドブック」をよく見ながら解析しています。

 

更にわからないことをどうするか

 

これ以上のことになると、ネット上の情報を見ながら、でも、SASを英語で説明しているページを見ることが多いのですが、ほぼ自力で進めていくことになります。

英語を読むのに時間がかかるときには、DeepLなどを使って簡単に翻訳してみると、概要がつかめますのでそれほどハードルは高くありません。

でも、こうやって苦労して、経験を積むことが大切。

コツコツわからないことを調べていくと、それだけ、自分に力の深みが備わります。

自分で考える力がついてきます。

 

やしゅ
これは結構大事で、後々にジャブのように効いてきます。

 

さいごに

 

SASはとっつきにくい反面、信頼性があるソフトです。

今回の手順のように本や周囲の人を確保することで、スムーズに臨床研究を論文という形にすることができると思います。

どうしてもSASを使う必要がある方

SASを使おうと思っていても、敷居が高いと思っている方

には、ぜひ今回ご紹介した方法をおすすめします。

 

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