内科医なら一生に一度は王道な世界的に有名な教科書を通読してみようと思い立ちました。
- ハリソン内科学第20版
です。
ハリソン内科学第20版
Harrison’s principles of internal medicine, 20th edition
Amazonのページを参考にすると
- 4048ページ(南江堂のページでは3528ページ)
- ほぼA4サイズ
ハリソン内科学を通読してみようと思ったきっかけ
内科学の世界的な教科書はいくつかあるなかでも有名なものの1つが『ハリソン内科学』です。
世界の医学生や内科医が利用しています。
そのため、たとえ日本の地方の小さな病院で働いていても、世界標準の内科の基礎知識を知ることができます。
世界ではありふれていても日本ではまれな病気の重要性を知ることもできます。
それに、なによりも内科医になったからには一度は読んでおきたい本です。
もちろん、ひょっとすれば読んだから何が変わるわけではないかもしれません。
学位や専門医のように、持っているから何が変わるとは限らないかもしれません。
かといっても潜在的にじわじわと効いてくるものと期待しています。
でも、実際に通読してみないと、何かが変わるか変わらないかわかりません。
通読して初めて、それはわかること。
どこから買うか
日本語は訳してあるために、少し版が昔のものになるため、英語版を読むことにしました。
日本で販売されている一般的な本は、基本的に一定の価格で販売されています。
ところが洋書となると、
- 日本の販売代理店
- Amazon.co.jp(ほとんどが海外の販売業者の取り扱い)
を比べると、Amazonで最安値は23,000円と、日本の販売代理店よりも1万円安く購入できます。
注意ポイント
新品で1万円前後かそれよりも安い場合には、
- 2冊セット(Vol 1とVol2)ではなく、Vol 1のみの販売だったり、
- Harrison’s manual of medicine(Harrison’s principles of internal medicineではなく)という簡易版だったり
することがありますので、注意が必要です。
その他、
- メルカリやYahoo!ショッピングでも中古が販売されていることがありました。
- アプリ、kindle、kobo版もありました。
私の場合には、自由度の高さ・使いやすさを考えて、自炊を前提として、Amazon.co.jpの海外販売業者から洋書版を取り寄せました。
ハリソン内科学書と私の接点について
過去に2回、今回と同じようにハリソン内科学を買ったことがあります。
初回購入(研修医時代)
電話帳のような本を開くのに、
- 「本棚から重い本を持ち出す」
- 「机の上に本を広げる」
- 「分厚い本のなかから目的のページを探し出す」
という、
読み始める前の儀式みたいな関門がいくつもあると、それだけで気軽に本を開くのがためらわれます。
このために、研修医時代に1回目のハリソン内科学を買ったときには、本棚に入れっぱなしにしていました。
住んでいた宿舎は湿気が多かったために、あまり読まないうちにハードカバー表紙にカビが生えてしまったために、職場の異動とともに捨てました。
2回目購入時(2013年頃)
2回目は2013年頃に再度購入して通読にチャレンジしました。
それに、探したいものがあっても、索引で見つけて、そのページを開くという作業はかなりの心理的な障壁になっていました。
そんな中に、他の仕事が忙しくなったために1/3近く読んだところでやめてしまいました。
そして今回
いずれにしても、内科医を選んだからには、1回はハリソン内科学を通読しておきたいと思っています。
性懲りもなくまたチャレンジしてみようと思い立ちました。
さいごに
内科学で世界的に有名なハリソンの内科学を通読することにしました。
内科医なら一度は通読してみたいと思っていたからです。
これまで2度あきらめました。
今回は、「三度目の正直」となるでしょうか。
通読したから何かが変わるわけではないかもしれません。
それは、読んでみて初めて分かることですし、1度の通読では足りないのかもしれません。
そして今年の目標の1つとして、今のうちにできること、したいこと取り組みます。
今度こそ成功するのか?数か月後にご紹介したいと思っています。
みなさんもなにか計画を立てて、取り組んでみませんか?