でもわたしのように、そんな風に思っている段階では考えるときには、効率性を考えないで、
迷って、あれこれ考えて
と考えて、ペンと紙をもって、あれこれ書いてみて、
と、みなさんが「うっとうしいな~」と思ってしまうくらいの、ぐだぐだした思考過程が、まだまだ大事なんだと思っています。
ここで重要なのはペンと紙を使って考えること。
- 紙に自分の考えを書きながら、書いた文字や文章、描いた図を見ながら、さらに考えを深めるのが楽だから
- 格好つけて自分の頭の中だけで考えてしまいがちですが、慣れないのにそんなことをすると、考えは頭の中で空回りしてしまうのがオチだから
考えることで、"自分にとって"の答えを見つけていく
一つひとつの問いや疑問に対して、自分なりの答えを見つけていく。
これを何百、何千回と繰り返し、同じような疑問を何度も考えていってこそ
人間だからこそできる「考える」という力を地道につけていく。
- もちろんはじめのうちは時間がかかるけれども。
- そして遠回りに思えても。
同じようなことを繰り返し山のように考える過程で、自分なりの考え方が確立されて、
- 自分なりの考えが蓄積されて、自分の軸が出来る
- 論理的に「考える」訓練を続けることで、未知のことに対しても、自分なりのポリシーで「考えて」取り組みやすくなる
のではないかと思っています。
ネットで見つけた正解は、自分にとっての正解ではない
対照的に、一つひとつの問いや疑問に効率的に考えようとすると、すぐに答えを見つけようとして、
- インターネット上で人の意見を検索して確認して、それが正解だと思って、それを自分の意見としてしまう
ということをしてしまいがち。
一番近道の考え方で、時間もかからず答えを見つけているように見えます。
- でも、実際は人間としての考えるという幹は細いまま。
- 枝になっている果実だけとろうとしているだけ。
あーでもない、こーでもないと考えよう
つまり人間として大事な考えるという幹を育てたかったら、「あーでもない、こーでもない」と考えることこそが幹の栄養になるのではないかと思っています。
ところが、学生時代は答えが準備されている問題を解くという教育を受けてきました。
- そして答えをできるだけ速く、正確にみつける訓練を受けます。
- この方法は万人にとって答えがはっきりしているときには、効率的。
でも
- 個人の考えは、人間ならではのもの。
- 一人ひとり真実が違うように、一人ひとりの考えは違うもの。
試行錯誤の繰り返しの遠回りこそが、自分の考える軸をはっきりさせる結局は近道なのではないかと思っています。
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