以前によく履いていた茶色の革製のデッキシューズですが、つま先の方から、靴の長軸に沿って大体1/2剥がれて、つま先が開いてしまいました。
接着剤が劣化してしまっているのでしょう。
亡くなったおばさんに買ってもらった靴なので、何とかしてもう少し履きたいと思っていました。
ちなみに、革の部分(アッパー)は、傷みはありますがまだまだ大丈夫です。
靴底はゴム製(ラバーソウル)ですが、少しすり減っているくらいでまだまだ大丈夫。
でもこの状態で歩くと、歩くたびに靴底が揺れます。
もったいないな~、でも、靴屋に治しに行くと、それなりにお金を取られるので、それなら、新しい靴を買ったほうが・・・。
と思って、放置していました。
ところが、先日私の親が病院にはいていく靴の靴底剥がれを、市販のボンドでくっつけていました。
この記事では、
靴底がはがれてしまった靴を何とか履きたい
モノを大事にしたい
安く修理できるなら修理したい
と思っているあなたに、
準備するもの
Scotch(スコッチ)強力接着剤 皮革用
- 容量:30 ml
- 品番:6025M
- 価格:約500円
その他、
- 新聞紙
- 紐(またはゴム紐)
- マスキングテープ
- 洗濯ばさみ
靴底全体を接着するなら、接着剤は1足分程度の量は十分に入っています。
実際の手順
ボンドが床につくと、なかなか取れないため、作業する場所の下には、新聞紙などを引いておきます。
剥がれた部分の汚れやゴミをウェットティッシュできれいに拭き取ります。
このときに、古い接着剤が残っていれば、ヤスリなどで取り除いて接着面をきれいに整えます。
接着剤が外側にはみでて汚くなるのを防ぐために、マスキングテープで保護しておきます。
接着する面の「両面」に接着剤を塗ります。
このときに、端の方まできちんと均等に塗っておくことが大切。
また、靴底(ソウル)はゴム製でしたが、靴底以外(アッパー)は革でしたので、革の面にも特にしっかり接着剤を塗り込んでいきました。
大事なのはすぐにくっつけるのではなく、3~5分乾燥させてからくっつけることです。
- 「約3~5分の乾燥後、しっかり押し付け、貼りあわせてください」と説明書に書いてある。
くっつけたら、剥がれないように、紐でぐるぐる巻にして、つま先はそれでも剥がれやすいため、洗濯バサミでガッチリ固定!
「十分な接着は24時間後に得られます」と接着剤の説明書に書いてあるため、24時間はそのままにしておきます。
24時間たったら、紐をほどいて、洗濯ばさみをとり、マスキングテープをはがします。
感想
靴底が、大きく剥がれていると、靴として大きくダメージを受けているイメージを持ってしまいがちですが、実際は、靴底を固定されている接着剤が弱くなっていただけです。
専門店で修理すると、靴の片側で2000円近くすることが多いようですので、両側だと4000円。でも、今回の接着剤は500円です。
もう1回使えるくらいの分量が入っていましたので、値段的にもお得です。
接着剤は少ないと再度はがれる原因になりますので、多めにつけました。そのためか、接着剤が少しはみ出てしまいました。
マスキングテープは接着面ぎりぎりまでつけておいた方がよさそうです。
接着剤は固まると、パステル系の茶色になりました。
接着剤がはみ出ると少し目立ってしまいます。
さいごに
靴底の剥がれの修理は意外と簡単です。
持っているモノが壊れてしまったとき、捨てずに修理できないか考える価値はありますよ。
店に頼んだ時の修理費を考えると、自分でもしっかりできると思います。
普段履く靴だったら、自分で修理すると、まだまだ使える靴は多いと思います。
かかる費用を考えても、一度挑戦して楽しんでみる価値は十分にありますよ。おすすめです。