特に高い商品を買うときにはなおさらです。
なぜなら、
- その商品を売る会社は、魅力的にその商品をアピールすることが仕事だからです。
- また、人にとっていい商品が自分にとっていいとは限りません。
といっても、良さそうな商品をなんとなく買うことは多いです。
例えば、
- あの店のプリンが美味しいという噂を聞けば、プリンを買う
- 納豆が健康にいいとテレビで聞けば、多くの人が納豆を買う
- 梅干しがいいと聞けば、梅干しを買う
テレビショッピングでもとても便利で安そうに商品を紹介するのを見て、
「自分も使ってみたい、欲しい!」
と思ってしまいます。
また、私の家族が外車を持っています。
先日、家族についてその外車のディーラーに行ってきました。
ディーラーの会場はとてもおしゃれでスタイリッシュに演出されていました。
私もこんな外車が欲しいなと思いましたが、よくよく考えれば、自分には異和感でいっぱいということに気づきました。
なんとなく商品を買ってしまいがちですが、本当にその商品が自分に必要か考えてみましょう。
中小企業のブランディングを体験しました
家族が乗っている車のメンテナンスのために、ある外車のディーラーのショールームに家族と一緒に行きました。
作業自体は20~30分で終わる程度のメンテナンスです。
車でそのショールームに向かうと、
- 広々とした敷地に、スタイリッシュな建物。
- 敷地内の建物前に整然と駐車されている車。
- 飾り物のようにディーラーのカラフルな外車が整然と勢ぞろい。
おまけに、車で到着すると、担当スタッフの出迎えです。
車を預けて、その建物に入ると、
- デザインされた空間の内装。
- 待ち時間は、まるでホテルのロビーのような静かな空間に案内され、
- 置いてあるペットボトルやお茶を飲んでソファーでくつろいで待つ。
という、なんとも、あこがれる生活をプロデュースする空間・時間でした。
自分も同じようなスタイリッシュな仲間のように見えますから。
超大手の外車の会社ではありありませんでしたが、
ブランド性を最大限にアピールして、スタイリッシュさを演出するという。
でもちょっと変
でも、私にとっては、「恐怖」というか、「落ち着かない」。
ソワソワしてしまいます。
どうして?
裕福な家庭に育ってなかったというのはあるかもしれません。
でも、このお金をかけられた建物の費用はどこから捻出されたのかといえば、車の販売やメンテナンスなどのサービスからです。
そうすると、そのプラスアルファのサービス費用を払っているのはお客さん。
車そのものの価値に加えて大きなプラスアルファの費用の一部を、自分たちが払っていると思うと、怖くなりました。
こんな生活したことありませんから。
それにしても、おしゃれなソファーに腰掛けて、ジュース飲み放題という、体験するととてもおしゃれなテレビドラマに出てくるような景色でした。
逆転の発想
それまでは、周りの同僚も持っていますし、「なんとなく」おしゃれでかっこいい外車がほしいなと思っていましたが。
今回の体験とその異和感をたどっていくと、
私にとって高級車はまさに
- 豚に真珠
- 猫に小判
でした。
それに、普通の車に乗れるだけ幸せです。
車にそれ以上の価値を求めても、車は消耗品ですし、それだったら、普段の生活で他のことにお金を使いたい。
- 美味しいものを仲間と食べたい。
- 色んなものを体験したい。
- もっと興味があるものにお金を使いたい。
もちろん、
- 十分に裕福でそれほどの消費はなんともない
- お金を多く払ってもぜひともこの車に乗りたい!
- セルフプロデュース、自分のブランディングとしての価値がある
と思えば、買いでしょうか。
そうすることで、自分の立ち位置が高くなり、何か自分がしたいことがあったときに、それを遂行できる可能性が高くなる。
周囲に影響しやすくなるという利点は確かにあると思っています。
ブランディングは大切と考えました
今回行った外車のディーラーは決して大企業ではありません。
大企業でなくても、ブランディングを最大限に形成して利用すれば、安売りしなくてすむ条件になるんだろうなと思いました。
自分に当てはめてみれば、自分の立ち位置を確立するのがブランディングでしょうか。
それには、普段からの行いに加えて、見た目も大切なのかもしれません。
安定感というか、信頼感を周囲がもってくれるような。
そうすれば、周囲の人から信頼を得やすくなり、自分がやろうと思っていることをより実行しやすくなります。
誤解のないように再度書きますが、
外車を買うときには、裕福でなくても、その背景やデザインなど、ブランディングに惚れ込んでいれば、買う価値があるのだと思います。
ただ、私にとっては車のお値段が、怖かった。
私にとってはそれほどの価値だということでしょう。
これが自分にとっての考えでした。
さいごに
- モノやサービスを利用するときには、それが本当に自分に必要なものか考えましょう。
- なんとなくいいな、なんとなく欲しいなと思っているだけかもしれません。
- 反対に、自分のブランディング力(セルフブランディング)を形成して利用することは、自分が実行したいことに周囲の人が協力してくれる大きな力になると思っています。