なにげない日常で、
ちょっとした違いを発見して、そこに意味があるのがわかる
と楽しいものです。
わたしの普段の仕事では、手紙を書く時に決まり文句のように、手紙の最後に「どうぞよろしくお願いいたします。」と書きます。
何もお願いすることがなくても、あいさつのように、「どうぞよろしくお願いいたします。」と書いてあるのを目にすることも多々あるくらいです。
ところが先日わたしが、すこしおちゃめな先輩から受け取った手紙の最後には
「どう『か』よろしくお願いします。」
と書いてありました。
「どう『ぞ』」ではなく、「どう『か』」でした。
このまるでスライダーのような言葉の変化球を発見してから、その違いをちょっとネットで調べてみました。
この2つの間ではすこしニュアンスが違うようです
厳密には違うかもしれませんが、両者の違いは、こんな感じです。
- 「どうぞ」の場合は、普通にお願いすると相手は普通はYESと答えてくれるだろうな、ということを依頼するとき。
- 「どうか」は、相手がYESと答えてくれるとは限らない、と予想されることを依頼するとき。
つまり、お願いする度合いが「どうか」の方が強いイメージです。
それを知ってから、再び受け取った手紙を読んでみると、相手がこちらに
「無理を言ってごめんね」、そこをあえて「とっても」お願いしたい
というプチ感情がここに隠れているんだなとわかりました。
実際のところは「どうぞ」でも「どうか」でも、わたしの相手への返事はそんなに変わりませんが、
ふつうに忙しく過ぎていく日常の仕事中に、ちょっとしたかわいらしい違いを発見して、そこに意味があるのがわかる
とおかしくて、ちょっぴりほっこりした気分になりました。
暴投するのはよくありませんが、
わたしもちょっとだけ意味をつけて、手紙の中に面白い変化球を投げてみようかなと思った出来事でした。
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