キーボード「HHKB Hybrid」の特徴と使い心地をご紹介します。
毎日たくさん文字を書く方は、指や手首が疲れて困っていませんか。 HHKB(Happy Hacking Keyboard)は一般的なキーボードのキー配列という、汎用性をあえて犠牲にすることで、キー入力のしやすさを追求したキーボードです。
この記事はこんな方にオススメ
- HHKBが気になっている方
- ケーブルのないワイヤレス環境が好きな方
- 文字入力を快適にして疲れを減らしたい方
✔ この記事の内容
- HHKB Hybrid US配列の特徴と使い心地
をご紹介します。
- わたしは約5年近く、毎日4,000から5,000文字を入力してきました。
- HHKBを合計4台、Realforceを1台、それ以外のキーボードを7台持っています。
- 短期間でより多くの文字を入力するため、20年以上も疲れにくく快適なキーボードを探し続けてきました。
キー入力が多い方、特に多くの文章を入力する方には、HHKBはとってもおすすめのキーボードです。 この記事ではHHKBのUS配列で、bluetooth接続タイプのHHKB Hybrid US配列をご紹介します。
HHKB Hybrid US配列は、トリッキーだけれどもシンプリスト向け

この記事でご紹介するのはHHKB HybridのUS配列です。HHKBシリーズのラインナップの詳細は公式ホームページをご参照ください。
はじめに、
HHKBシリーズの基本的な特徴は、
- 指が届く範囲に厳選されたキーが配置されコンパクト
- キー配列は少しだけ特殊、でも慣れると疲れにくい
- 軽くて心地よい静電容量無接点方式のキータッチ&製品全体が洗練されている
です。
さらに、bluetoothによる接続ができるHHKB HybridのUS配列では、
- 「Hybrid」であり、Bluetoothによる無線&有線で接続可、乾電池タイプ
- 「US配列」であり、「RETURN」キーが左手の小指の近くにある
という点が特徴です。
Bluetoothによる無線接続可

Bluetoothによるワイヤレス接続で、最大4台の機器と切り替えて使えます。コードがごちゃごちゃせず、シンプルに机の上をすっきりと保てます。わたしの場合、チャタリングも一切起きておらず、安定してつながっています。
もしもコードでごちゃごちゃするのが気にならない方は、有線で使うと電池不要です。
乾電池タイプ

最近ではリチウムイオン電池が内蔵されているキーボードが多くなっています。キーボードのニュースではありませんが、内臓電池の発火のニュースを時々見かけますので、内蔵式リチウムイオン電池の製品に少なからず不安を持つ方は多いと思います。そのような世の中でHHKB Hybridは貴重な単三電池タイプ(内蔵式リチウムイオン電池ではない)です。内蔵式のリチウムイオン電池の劣化も気にせず長く使えます。それに意外と電池は長持ちします。
US配列

US配列で右手をホームポジションに置くと、薬指が「L」、小指が「;」の位置となります。RETURNとの距離は、キー1個です。JIS配列の場合は、キー2個です。
US配列のキーボードに共通していることですが、JIS配列と比較すると右手の小指からRETURNキーまでの距離が短いのが特徴です。
- 「RETURN」キーが小指の近くにあるため、小指をホームポジションからあまり動かさずRETURNキーを押すことができます。「RETURN」は普段よく使うキーであるため、省エネでこのキーを押すことができるのは、たかがわずかの距離の差に見えても、実際はその積み重ねで大きな違いになってきます。とっても重要だと思っています。
一方で、US配列は特殊な配列なので最初は戸惑います。一番大きいのは、US配列には「半角」や「全角」の切り替えキーや矢印キーがないことです。つまり日本語と英語入力の切り替えが単純ではないという、日本に住んでいるわたしたちにとってはとっても困ります。でも多少慣れたり、HHKBに付属するキーマップ変更ツールやフリーソフト等でアレンジしたりすれば、自分好みにカスタマイズして解決できます。
このようにHHKB US配列は特に、一般的なキーボードの配列(常道)をあえて外した「一見すると変則的で、使いこなすのに少しコツや慣れが必要な仕様(トリッキー)」でありながら、キー入力をスマートに行うためには、逆に適している配列と思っています。
でもみなさん、US配列とJIS配列のどちらのタイプのHHKBを選ぶかはよく考えましょう(下の写真はJIS配列のHHKBです)。

HHKBのJIS配列です。独立した矢印キーがあります。
- 「RETURN」キーの位置の違いによるキー入力のしやすさや、キー数が少ないことによる見た目のすっきりさ、を優先・追及するならUS配列がオススメです。ただしUS配列では独立した矢印キーがなく、デフォルトでは2つのキーを同時押しが必要です(付属のキーマップ変更ツールで自分好みに変更可)。
- このトリッキーさや、設定の手間が気になる場合は、無理をせずJIS配列を選ぶと安心です(US配列ではなくJIS配列には独立した矢印キーあり)。
HHKBをあえておススメしない場合といえば、ファンクションキーや矢印キーを頻用する場合です。HHKBではこれらのキーは2つのキーの同時押しが必要です。同時押しの頻度が少なければ全く支障がありませんが、同時押しを多用する時には、きちんと独立したファンクションキー等があるキーボードを使った方が楽です。
その他のHHKB全般に共通する特徴も、HHKB Hybridにもちろんあります

厳選された60個のキーのみ
普通のキーボードには107個ほどのキーがありますが、HHKB US配列は60個のみ(日本語配列版は69個)と厳選されています。腕をほとんど動かさずに、キーボード上の全てのキーに指が届くため、入力しやすいとともに、疲れにくくなっています。
省スペースですが、ひとつひとつのキーの大きさはしっかり確保されています。本体に厚みがあるため、思っていたほどモバイル感がないと感じる場合もありますが、重さは500グラム台と重くはなく、持ち運びは十分に可能です。
キー配列が特殊

Ctrlキーは「A」の左側にあります(Ctrlキーと組み合わせで使用するとき、この位置にCtrlキーがあると便利です)。この特殊な配列こそが、手首をパームレストに置いたまま腕を動かさずに、省エネでシンプルに入力できる秘密といってもいいと思っています。独立したテンキーやファンクションキーはありません。ファンクションキーや矢印キーは、別のキーと同時に押して使います。
キー入力しやすい(静電容量無接点方式)
キーは静電容量無接点方式を採用しています。メカニカルやパンタグラフとは違う、軽くて心地よい独特の打ち心地です。キー以外についても、製品自体の質が高く、洗練されています。完成度が高いため、使っていて満足感があります。
購入の動機と使ってきた感想

わたしがHHKB Hybridを手に入れた一番の理由は、iPadと組み合わせて、bluetoothでケーブルレスに接続して、スマートに使いたかったからです。
HHKB Hybridを導入してからはiPadでもパソコン並みに快適に文字入力をできるようになりました。サイズはコンパクトで重さも500グラム台なので、どこへでも軽く持ち運べています。もっと軽いキーボードもありますが、iPadと言えども入力のしやすさをキープしたいと思ってHHKBにしました。
それから個人的には、電池を入れて使う点も大きなお気に入りです。内蔵式の充電池の場合は、劣化や発火のリスクが気になるからです。電池については、かなり長持ちしますから、頻回に交換する必要もありません。
US配列についても、RETURNキーの押しやすさというメリットを、とっても気に入っています。トリッキーなUS配列ですが、一度キーマップ変更ソフトをちょこちょこっと、少し工夫しておけば、そして自分好みに使いやすく調整すれば、使っていくうえで気になりません。
それから今回ご紹介したHHKBはType-Sではありません。それでもキー入力で気になるほどの大きな音はしませんが、Type-Sならさらに静かで申し分ありません。また今後はHHKBはすべてType-Sへ移行していくそうですので、今後中古を買わない限り全て静音タイプです。
さいごに
- HHKB Hybrid US配列は、文字入力をラクに疲れにくくしたい方にぴったりのキーボードです。
コードのわずらわしさから解放されたい方や、モバイル環境でも最高の打ち心地を求めたい方には、Hybridが最高の相棒になります。 変態配列と呼ばれるキー配列にはすぐに慣れることができます。
クセ(癖)があるキーボードですが、使っていけばそのクセも、かわいらしい特徴の1つに思えてきます。実際に、使っていくうえで、そのクセで困ることはありません。かえって使いやすい特徴になっています。
