この記事はこんな方にオススメ
- 英語が得意ではない
- でも上司から英語の論文の査読を依頼された
上司から「投稿された英語で書かれた論文の査読をお願いね」と依頼されることがあります。
上司くらいの先輩になると、海外の雑誌に英語で書いた論文をいくつも掲載された経歴をもつことはざら。
そんな上司には海外の専門雑誌の編集者から、投稿された論文の査読依頼が来るそうです。
でも上司みたいに立場が上になると、普段の仕事がたくさんあるため、自分で査読するのではなく後輩に仕事を割り振るようになります。
そんな中にわたしも含めてみなさん、上司から査読の依頼(編集から上司に依頼され、さらに上司からの下請けみたいなもの)が来た経験がある方も多いと思います。
そんな時に英語が得意ではない、わたしが心がけているポリシー(方針)をご紹介します。
もしも上司から英語論文の査読を依頼されたら
Contents
慣れていないのにきちんと英語を書くのには限界がある
普段から英語で論文を書くにに慣れていないと、英語の文章をきちんと書くのには限界があります。
- 欧米の人が書いた文章をマネして書くと、奇をてらった文章になってちぐはぐな感じになります。
- それよりもオーソドックスな教科書に出てくるような文章を書くほうが、「異和感なく」伝わりやすいです。
頑張っても、頑張っただけ質が上がるかというとそんなことはありません。
- もちろん、適当(テキトー)に書くというわけではありませんが、6~8割程度の「ちょっと熱心に取り組んでみました」程度の自分でできる程度で書くのがオススメです。
- それ以上は、時間をかけても英文の質はあまり上がりません。
- 「時間だけがかかるだけ」ただそれだけです。
あとはさっと上司に文章をみてもらって、英語を修正してもらった方がいいですよ。
上司の時間も大切にすることにつながります。
大事なことは、自分の8割の実力で、できるだけ早く出すこと
英語の文章をきちんと書けない上に時間がかかってしまうと、上司にダブルパンチの大迷惑をかけてしまいます。
査読の返事を書く期間は決まっているため、わたしたちからの査読結果が戻ってこないと上司も「返事をするのに間に合うかな?」と心配になります。
自分がしっかり取り組むところは、6~8割の出来でできるだけ早く上司に査読結果を送り返すことです。
なんなら伝えたいことを念のために、「こんなことを言いたかった」みたいに日本語で添え書きしておくのも一手。
英語がダメなのは当たり前。
でも英語ダメ、査読(仕事)も遅いとなると、繰り返しますが、上司にとってはダブルパンチ。
- 査読の質は大事(意味が伝われば大丈夫)
- 英語の質はそれほど重要ではない
- 査読するスピードは大事
英語を書くのに慣れていない場合には、スピードが命です。
人からお願い事をされたら、プラスアルファを加えて仕事をする
店でモノを買うときに、
- おまけでお菓子を1個つけてくれた
- きれいに梱包してくれた
- 端数(はすう)分を安くしてくれた
など、プラスアルファでサービスを受けるとうれしくなります。
それと同じで、何かを頼まれたときには、プラスアルファを付け加えることが大事です。
英語の査読の依頼を受けたときには、
- 「早め」に査読結果を送り返すことが、立派なプラスアルファになります。
さいごに
もしも上司から英語論文の査読を依頼されたら
- そんなときのコツというか、(わたしの)心構えをご紹介しました。
英語が得意でない場合に、英語の質が良くないのは当たり前。
英語の質はまあまあで、スピード重視で上司に査読結果を送り返す。
この記事が少しでもみなさんにお役に立てるとうれしいです。
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