文房具

万年筆を使ってスラスラ快適に書くために:セーラー万年筆 ブルーブラック【万年筆用インク】

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万年筆を使って

  • メモ
  • ブログの下書き

をしています。

 

万年筆を使って書くと

  • 疲れない
  • 文字がおしゃれに見える
  • 書くこと自体を楽しめる

と、メモをするのが楽しくなります。

 

注意しないといけないのは万年筆とインクの相性です。

  • 相性が悪いとインクの出が悪くなり、これらの楽しい万年筆のメリットが無くなってしまうからです。

 

 この記事の内容

わたしが普段万年筆に入れて快適に使っている

  • セーラー万年筆」が販売しているインク「ブルーブラック

についてご紹介します。

 

セーラー万年筆のブルーブラックは、どの万年筆を使っても(といってもいいくらい)、なめらかに文字を書けるのが特徴です。

 

やしゅ
デメリットもありますが、デメリットが気にならないくらい使いやすいインクです。

 

 

実際の画像

この記事の写真は旧タイプのインクです。

 

 

わたしが使っているのは旧タイプのインク瓶です。写真のように、平たくて丸いボトルに入っています。新しいものは四角い形でおしゃれになっています。

 

使ってきた感想

 

染料系インクです。

  • そのため耐水性が弱いです。
  • でも、染料系は顔料系(耐水性あり)に比べてインクが万年筆の内部にこびりついて固まりにくいという特徴があります。

 

やしゅ
つまり万年筆を大事に長いたいときにはピッタリのインクです。

 

10年以上前に近所の文房具屋に売っていたために買いました。

これ以外にも、

  • LAMY ブルーブラック
  • Pelikan ブラック
  • Montblanc ブルーブラック

など、買って・使って・楽しみました。

 

それぞれ特徴・個性があるためにまだ手元に持っています。

 

その中で最近使っているのがセーラー万年筆のブルーブラックです。

 

力を使わずに文字を早く書くことができるため頭の中のアイディアをすばやく、力まずにスラスラと紙にメモすることができます

力を使わないために、長時間に多くの文字を書いても疲れにくいです。

 

メリット

 

普段使いしやすい

 

  • インクがなめらかで書きやすい
  • 値段も安い
  • 万年筆にインクが詰まって起こるトラブルがない(と言っていいくらいです)

と、日常使用で使いやすいです。

 

一般的には他のインクでは万年筆にインクがこびりついてインクの出が悪くなるということはよく起こります。

そのために定期的に万年筆をクリーニングしていけば良いのですが・・・。

 

ところが、セーラー万年筆のブルーブラックの場合にはそんなことはありません。

万年筆に優しいインクだと思っています。

 

 

少し青みがかった黒色です。

  • 古典的なブルーブラックというわけではなく、「ブルーとブラックの中間色のインク」だと思っています。
  • インクの濃淡がもう少し強く出ると面白みがありますが、使いやすいというメリットの方がはるか大きいです。

 

写真では光の具合で、青と黒の中間色で線の濃淡もあるように映ってしまいました。実際はもっと青の成分が少ない黒色で、線の濃淡もずっと少ないです。

 

 古典的なブルーブラックとは

鉄イオンを含む万年筆用のインクです。

 

当初は青色であっても、年月が経過することで

  • インクに含まれる鉄イオンが酸化して黒色
  • 青色の染料が退色

になることで、黒色に変化するインク。

 

この黒色になった文字は、長期間経過しても消えません

そのため、大事な公文書などではブルーブラックのインクが使用されてきました。

 

 

プラチナ万年筆のホームページhttps://www.platinum-pen.co.jp/about-fountain-pen/388/)で

ブルーブラックとは?

"ブルーとブラックのインクを混ぜたインクではなく、第一鉄イオンが酸化して第二鉄イオンになり黒色沈殿を生じる酸化作用を利用しており、これに染料や酸を加えて書きやすくしています。"

 

さらに、

"「青みがかった黒色」であるとか、「黒みがかった青色」であるなどの色目のことではなく、筆記当初はブルーですが、年月の経過と共に染料の青い色の部分が退光した為、その後の混合している鉄の黒い部分のみが紙面に固着して残存していることでブラックになるという、長期保存性を維持している機能を指しています。簡単に説明すれば、当初はブルーで年月経過後にブラックに変化するという訳です。"

と書いてあります。

 

インクフローが良い

 

このインクの最大の特徴は、どの万年筆を使っても(といってもいいくらい)、なめらかに文字を書けることです。

万年筆からインクが豊富に出てきます。

 

やしゅ
インクフローが良いです。ヌラヌラ感ではなく、あくまでもサラサラ感のイメージです。

 

万年筆を使って快適に文字をかけるかどうかは、「インクがスムーズに出るか」にとても影響されます。

 

やしゅ
例えばボールペンでも、かすれるボールペンで書くよりもなめらかに書けるジェットストリームや低粘度油性インク、水性インクのボールペンのほうが快適にかけるのと似ています。

 

多くの万年筆との相性がいい

 

他の万年筆用のインクでは、特に表面張力や粘度が大きいインクを使うと、快適にそのインクを使える万年筆はかなり限定されます。

つまり、インクと万年筆の相性が悪いという場面が思いの外多いです。

 

その点、セーラー万年筆のブルーブラックは、どの万年筆とも相性がよく、インクの出方がスムーズです。

 

わたしがLAMY SafariにLAMYのインクのブルーブラックを入れて書いていると、文字がかすれやすくなってしまいました。

インクが万年筆の内部で固まってしまってインクの出が悪くなりやすかったです。

ところが、セーラー万年筆のブルーブラックにインクを入れ替えると全くかすれません。

ペン先も乾きにくくて使いやすいです。

 

Pilot Custom Heritage 92(M)にセーラー万年筆のブルーブラック(blue black)のインクを入れて書いた文字です。

LAMY Safari(F)にセーラー万年筆のブルーブラック(blue black)入れた書いた文字です。Custom Heritage 92よりもすこし太い線になります。インクはLAMY Safariの方が多めに出る印象があります。

 

やしゅ
万年筆を買ったけど、文字がかすれやすくて快適に使えてないときにはこのインクを入れると書きやすります。

 

デメリット

 

  • 個人の好みによりますが、他のインクに比べて色の濃淡が少ないため面白みに欠けます
  • 水性で耐水性がありません。

 

はがきに文字を書いたり、公文書に文字を書くときに使うことはおすすめしません。

水滴がつくと簡単に文字がにじんでインクが流れてしまいます

 

自分なりの使い方

 

LAMY Safariに加えて、パイロット カスタムヘリテイジ92を先日買いました。

 

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やしゅ
両方ともセーラー万年筆のブルーブラックを入れています。

 

インクの出は両方の万年筆ともとても良いです。

  • 以前はカスタムヘリテイジ92に別のインクを入れていましたが、時々線や文字がかすれるために、セーラー万年筆のブルーブラックに入れ替えました。
  • 万年筆自体の書き心地は、Safariに比べてカスタムヘリテイジ92は、ペン先と紙のカリカリした摩擦が少ないです。

 

そのため今ではほとんどがカスタムヘリテイジ92にセーラー万年筆のブルーブラックを入れたものを使っています

 

普段使いとして

  • メモ
  • ブログの下書き

を中心に、気兼ねなく使っています。

 

もちろん

  • 疲れない
  • 文字がおしゃれに見える
  • 書くこと自体を楽しめる

と、万年筆を使って文字を書くのが楽しくなります。

 

欲を言えば、線の濃淡がもう少し強く出ると良いのですが・・・。

耐水性についても、わたしの場合には保存するような手帳に文字を書くわけではなく、メモや下書きですから書いたものを保存しません。

あくまでも書き心地優先ですのでわたしの用途的には十分です。

 

さいごに

 

セーラー万年筆が販売している万年筆用のインク「ブルーブラック」インクをご紹介しました。

 

  • インクの流れが良くて気持ちよく万年筆を使うことができるインクです。
  • 万年筆にも優しいです。

 

  • 耐水性がない
  • 線の濃淡が少ない

というデメリットはありますが、それを遥かに上回るメリットがあります。

 

やしゅ
万年筆のインクをどれにしようと考えている方にはとってもおすすめできるインクです。

 

今回の記事がみなさんに少しでもお役に立てるとうれしいです。

 

 

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